海の観察会 岬町・長松海岸 磯あそび写真集
さがそう!海のたからもの
磯あそびで一番大事なのは、「いつ」「どこへ」行くかということです。潮のあまり引かない日や潮の満ちている時間帯に磯へ行っても、磯あそびはできません。「春の大潮」の日の干潮時刻に磯に行くと、潮がとてもよく引いて、磯や潮だまりに取り残された生きものたちをたくさん観察することができます。海の観察会では、磯あそびに慣れたインストラクターが、磯の不思議な生き物たちの見つけ方、さわり方、つかまえ方、観察の仕方などを教えてくれますので、初めての方でも磯あそびをたっぷり楽しむことができます。
朝、海岸に着いたときは、まだこんな感じかもしれません。でも、だんだん潮が引いていくと・・・
こんなふうに、磯が現れてくるのです。潮の引いた磯には取り残された生きものたちがいっぱいです。
グループに分かれ、スタッフと一緒に生き物を探しましょう。左手にバケツ、右手にすくい網。
潮だまりの石を裏返すと、ウニを見つけました。ムラサキウニです。ウニを手に載せると・・・うにうにと動きます。
通常8本腕ですが、この写真のヤツデヒトデはそのうち4本だけが短いですね。体が2つに分裂して、新しく4本生えてきたって、信じられますか?
春の磯の一番人気はアメフラシです。とっても大きな生き物ですが、あまり知名度は高くないですね。
これはイソギンチャクに指を突っ込んでいるところです。最初はこわごわですが、この吸いつかれ感がたまりません。
これは「ヤドカリ追い出し機」でヤドカリに殻から出てもらって、ヤドカリの体を観察しようとしているところです。
危険な生き物はほとんどいませんので、あまり心配せずに楽しむことができますね。この子は何を見つけたのかな?
バケツのなかはあっという間に生き物だらけ。魚、カニ、ヤドカリ、貝など、それぞれの好みでたくさん集められます。
巨大アメフラシをバケツに入れた子ども。アメフラシ1匹でバケツはいっぱいになってしまいました。
見たことのない生き物がいっぱいです。上はウミフクロウというウミウシのなかまで、下はヒラムシ。似ているようで全然違う生き物です。
(文と写真:田中広樹)