海の観察会 甲子園浜 観察会写真集
奇跡的に守られた生き物たちのオアシス
甲子園浜は、大阪湾の奥に奇跡的に残された干潟で、国の鳥獣保護区に指定されています。ここは地元の皆さんの努力によって保全された、とても貴重な自然環境が残されています。5月中は、渡り鳥の飛来のため東側エリアには立ち入りできませんが、西側エリアで生き物の観察を行います。
潮が引いた時の甲子園浜はこんな感じです。大潮のときはもっと引きます。
沖に沖に見えるのは阪神高速道路。その手前に岩が並んで見えるのは、昔の滑走路の跡だそうです。
長靴をはいて、海辺の生き物を探してみましょう。
いろいろな生き物が集まりました。トレーに入れて、見せあいっこをします。
クラゲを集めてみました。素手で触ると刺されるので注意しましょう。
モクズガニを発見。川を下ってきたのでしょうか。タカノケフサイソガニもたくさんいます。
ここは昔、水族館があったところ。当時の建物の土台が残っているのです。
沖から陸側を見たところ。けっこう遠浅です。
こちらはウミニナのなかまの巻き貝です。ヤドカリもいっぱいいます。
なんとアユを発見。なぜだか、すでに死んでしまっていましたが。
双眼鏡でバードウォッチングも体験してみましょう。どんな渡り鳥が見られるかな。
テトラポッドも砂に埋もれてこんな原っぱに。青い柵から東側は渡り鳥保護のための立ち入り禁止区域です。貴重な海岸植物もいっぱいあります。
(文と写真:田中広樹)