ネイチャーおおさか・スタディファイル
ネイチャーおおさか・スタディファイル
ネイチャーおおさか・スタディファイルとは
★ネイチャーおおさかの活動とは、会員による大阪を中心とした様々な自然環境の保全、保護活動の取り組みです。活動成果は会誌「都市と自然」に随時掲載されてきましたが、紙面の制約から詳しい内容を盛り込めません。報告や記録の詳細を含んだ成果発表の場を設ける必要性があり、「ネイチャーおおさか・スタディファイル」という成果発表の場を作って運営することになりました。
★このような発表の場を作る目的は、大学や学会などの研究論文集をイメージしているのではなく、環境問題や自然保全、保護に実際に係わって地域の活動を行っている人々が、市民の目線で書いた生き物の記録集や活動報告集を発行することです。ともすれば散逸・消滅する地域や個人の活動記録を残し、役立てたいのです。
★具体的には、保全協会会員からまとまった研究論文、調査や活動報告、事例報告、主張の投稿原稿を電子データで送付してもらい、年1度の割合で原稿をまとめます。当面はCDにより配布します(一部はWEB上でPDFファイルにて掲載)。詳しくは投稿規定をご参照下さい。
★地域活動や個人的な活動で得られた調査記録や活動記録・成果を、ほかの団体・個人が参考にできるようにまとめてみませんか。「ネイチャーおおさか・スタディファイル」は、保全協会内のささやかな記録集ですが、中味は、市民達が自らの力で築いてきた運動の成果を形にして残し、必要とする人に引き継いでもらうことを願っています。会員の皆さんの積極的な投稿をお願いします。
「ネイチャーおおさか・スタディファイル」目次
第7巻(2023年8月発行)
調査報告
1.鵜殿ヨシ原の保全・復元の経緯 高田直俊
2.ヒノキ人工林の強間伐効果 高田直俊
3.タンポポ調査・大阪2020報告-在来種の復活が続く- 木村 進
4.堺市、特に南区におけるタンポポ類の分布変化 1975~2020 木村 進
第6巻(2020年9月発行)
- 大阪のサシバの現状★(PDF) 大西敏一(サシバプロジェクト in 大阪)
- 大阪府南部のサシバは40年前とどう変わったのか― 2017年調査から見えてきたこと★(PDF) ―大西敏一・小室巧・山本かおり(サシバプロジェクト in 大阪)
- 里山指標生物調査・第一期調査報告(2014~2016年度)★(PDF) 木村 進
- タンポポ調査・大阪 2015 の結果報告(2014~2015 年度)★(PDF) 木村 進
第5巻(2013年12月発行)
- 大阪におけるタンポポ調査 木村 進
- 八尾市神立及びその周辺の山々の野鳥観察(1992年~2011年3月) 稲葉満里子
- 雑木林型公園での利用と管理運営のあり方 野田奏栄
- 自然保護トラスト活動のマニュアル作成とその実施 岡 秀郎
第4巻(2011年3月発行)
調査報告
- 淀川汽水域ヨシ帯の動物相調査 和田太一
- 奈良市学園前周辺の河川とセキレイ類 本多俊之
- 里山環境のモザイクを探る。ー 奥ノ谷の自然調査 ー 本多俊之 西口栄輔 白石卓也 中野彰人 吉田滋一 Anja Sliwa 田淵武夫
- 公園整備が植生に及ぼす影響 ー 錦織公園におけるルートセンサス調査の一例 ー 田淵武夫
- 吹田の市街地に棲むヒメボタル 塩田敏治
第3巻(2010年3月発行)
総説
1.大阪湾沿岸域開発が漁業に及ぼす景況に関する一考察 浜口 雅士
研究
2.森林表土の撒きだしによる植生回復実験 佐藤 治雄・高田 直俊
3.自動撮影画像の補色利用による解析の効率化 小さな差異も視覚的に浮かび上がらせる画像処理の方法 錦織 秀雄
調査
4.2005年度に調査した鉢ヶ峯「自然ふれあいの森」周辺のチョウ類 西中 康明・夏原 由博
5.箕面清水谷のシカによる食害調査 冨田 大祐
6.2009年度里山保全活動地域グループ調査票まとめ 大阪自然環境保全協会里山委員会
活動報告
7.「自然再生推進法」を活用した里山保全の取り組み 田口 雅士
第2巻(2008年10月発行)
調査・活動報告
1.淀川の自然環境とホオジロの分布調査 高田 直俊 1
2.淀川の海老江・柴島干潟のシギ・チドリ 高田 直俊 21
3.飯盛山でのフクロウの繁殖確認と活動パターン 錦織 秀雄 28
4.石川における自然回復造成後の昆虫相の推移<ライトトラップ調査> 田渕 武夫・松井 敬子 39
事例報告
5.淀川の自然環境復元 高田 直俊 56
6.淀川のヨシ原の復元 高田 直俊 65
第1巻(2007年発行)
1.発刊にあたって 高畠 耕一郎
研究論文
2.風力発電施設が鳥類に及ぼす影響 ★(PDF) 中津 弘
3.淀川におけるカヤネズミの営巣地に関する考察 畠 佐代子・夏原 由博
調査・活動報告
4.吹田ベニイトトンボ調査 ため池の環境と生物 吹田自然観察会
5.猪名川の一調査地点に生息する魚類 柴田 利彦
★(PDF)マークをクリックすると報文を閲覧出来ます。
入手方法
「ネイチャーおおさか・スタディファイル(CDR版)」を入手したい方には実費で配布します(第1巻~第3巻とも1部500円(送料込み))。
郵送での購入希望者は、送付先・住所氏名を明記の上、保全協会事務局(office★nature.or.jp)宛てにメールでお申し込み下さい(★を半角@に変えて送信してください)。申込みを受けてからCDRを作製しますので、お送りするのに時間がかかる場合があります。代金は同時にお送りします郵便振替でお送り下さい。詳細は保全協会事務局(office★nature.or.jp)へお問い合わせ下さい(★を半角@に変えて送信してください)。
投稿規程 (改訂版)
目 的
- 公益社団法人 大阪自然環境保全協会で実施する、自然環境に関わる各種の調査や保全活動を記録する。
- 会員が活動する地域における各種調査や特徴的な活動の記録などについての発表の場を提供する。
- 会員各自の自然環境についての考え方や意見を発表する場を提供する。
投 稿 規 定
- 投稿は原則として、第一著者は公益社団法人 大阪自然環境保全協会会員とする。
- 投稿原稿の種類は次の通りとする。
1) 研究論文 自然環境に関する調査、研究の結果にもとづいて、論文としてまとめられたもの。総説的に論じたものも含む。
2) 調査・活動報告 自然環境に関する各種調査や里山保全活動の報告など。生物の生息状況調査などのデータのみの報告も可能。
3) 事例報告 自然環境に関するトピック的な事例。
4) 主張 自然環境に関することがらについて、自分の考えを簡潔に述べたもの
5) 資料 各グループの報告資料など。 - 投稿原稿の掲載の可否は自然保護・調査研究部で決定する。
- 投稿原稿は原則として無修正で掲載する。ただし、明らかに不適切なテーマであったり、不適切な表現が含まれたりする場合、内容や文章表現などが不十分と認められる場合、投稿規定に反する場合などには修正を求めることがある。
- 本誌に掲載された論文等の内容に関する権利および責任は著者に帰属する。
- 本誌に掲載された文章およびその内容は他の雑誌等で発表することを拘束しない。
- 原稿の様式は次の通りとする。
1) 原稿は和文とし、完成した形でFDあるいはCD等で提出し、プリント原稿1部を添える。
2) 提出する原稿はMicrosoft Word またはPDFファイルで作成されたものとする。
3) ページの設定は、A4サイズで、上下左右とも25mmの余白を設ける。
4) 原稿は、タイトル、著者名、本文の順に記載し、文末( )内にひらがなの著者名、所属、連絡先を記載する。
5) タイトルはMSゴシック体で文字サイズ14ポイントを用い、1行目中央に記載する。
6) 著者名はMS明朝体で文字サイズ12ポイントを用い、タイトル行から1行明けて、行の中央に記載する。
7) 本文はMS明朝体で文字サイズ10.5ポイントを用いる。本文中のサブタイトルはMSゴシック体で文字サイズ12ポイントを用いる。文末( )内はMSゴシック体で文字サイズ10.5ポイントを用いる。
8) 1行の文字数はMS明朝体、文字サイズ10.5ポイントで全角40文字、1ページの行数は40行とする。
9) 図表は本文中に自由に配置し、表は左上に図は下中央に番号を付けてタイトルを付記する。写真は図と して扱う。
10) 研究論文および調査・活動報告および事例報告は20ページ、主張は4ページ以内を原則とする。なお、これを越える場合は、自然保護・調査研究部に相談すること。 - 提出された原稿は、印刷・製本は行わないで、PDFファイルでCD-Rに保存し、希望者に有料配布する。配布されたCD-Rは各自で自由に印刷し、活用することができる。
- 掲載原稿はすべて、保全協会のホームページに掲載する。