おおさかの生きもの みんなで発見MAP!ほ乳類
おおさかの生きもの みんなで発見MAP! ほ乳類
大阪に、ドブネズミや野良猫以外の野生動物(ほ乳類)なんているの?
そんな声が聞こえそうですが、数えてみると、けっこうな種類のほ乳類が暮らしています。
中には、農業や林業にとって、ちょっと迷惑な存在になりつつある野生動物もいます。
いつの間にか都市生活に慣れ、野良猫とあまり変わらない生活をしているような野生動物もいます。
人間のくらしの変化で、住みにくくなり、数をどんどん減らしている野生動物もいます。
10. カヤネズミ (photo by 畠 佐夜子)
カヤ・ヨシ・ススキなどの草地にすむ、日本一小さなネズミです。球形の巣をつくり、子育てします。
11. ニホンジカ (photo by 横田 靖)
北摂の山地で、最近かなり数が増え、生態系への影響が懸念されています。オスの角は毎年はえかわります
12. ニホンリス (photo by 横田 靖)
松ぼっくりやどんぐり、昆虫など、雑食です。松林で、エビフライの形をしたものが落ちていたら、それはリスのかじったあとです。
13. ニホンザル (photo by 横田 靖)
北摂山中にすみ、近年生息域を拡大しています。箕面の群れは天然記念物に指定されています。
14. ホンドギツネ (photo by 西村 寿雄)
北河内~北摂の丘陵・山地に住んでいます。万博公園でも無人カメラで生息が確認されました。
15. ニホンノウサギ (photo by 横田 靖 )
低山~山地の森林にすんでいます。なかなか姿を見せませんが、草の柔らかい部分を食べたあとや糞がみつかります。
16. タヌキ (photo by 長岡 一夫)
雑食で、比較的人家の近くにも生息しています。長居公園でも確認されています。「たぬきのため糞」と言われるように、自分の決めた場所で毎日糞をします。
17. イタチ (photo by 横田 靖)
まちなかでよく見かけるイタチは、殆ど外来種のチョウセンイタチですが、外見からはなかなか区別できません。在来種は減少していると推測されます。
(番外編)イノシシ
山地にすむ大型のほ乳類です。近年農地への侵入が激しく、農家は作物を守るために、知恵をしぼっています。子どもは「うりぼう」
ほかにも、モグラやヒミズなどの土の中にすむほ乳類もいます。また、夜行性のムササビやコウモリの仲間もいます。
大阪湾には、スナメリというイルカの仲間も姿を見せます。これもほ乳類ですね。
ヌートリアやアライグマなどの移入種が野生化して、問題を起こしている地域もあります。
近年北摂地区で、ツキノワグマの目撃情報も寄せられています。
大型のほ乳類としては、イノシシが数を増やしています。子どもの「うりぼう」はかわいくても、子育て中の野生動物は大変危険ですから、見かけても、絶対に近づかないでください。