おおさかの生きもの みんなで発見MAP!川や海の生きもの

おおさかの生きもの みんなで発見MAP! 川や海の生きもの


53. ハクセンシオマネキ (photo by 高橋 恵之)
片方のはさみが大きいのはオスだけで、メスは両方とも小さいです。最近では少しずつ生息地が増えてきているそうです。海のふしぎ観察会で観察してみませんか?


54. アオウミウシ (photo by 田中 広樹)
海の宝石と呼ばれるウミウシも、大阪湾に100種類以上が生息しています。当協会の大阪湾ウミウシ観察会でも生息調査を進めています。


55. アメフラシ (photo by 田中 広樹)
これもウミウシのなかまというと驚かれる方も多いですが、貝がらが退化した巻き貝の一種です。海草を食べて冬から春にかけて大きくなり、最大では30cmまで成長します。海のふしぎ観察会の春の磯観察では一番人気です。


56. アカクラゲ (photo by 高橋 恵之
赤いスジが16本ある美しいクラゲですが、刺胞毒が強く、触ると大変なことになります。見つけても、触らないようにしてくださいね。


57. ウミホタル (photo by 高橋 恵之)
ウミホタルは砂のすき間にすむ小さな甲殻類で、日が暮れるころにわなを仕掛けて、観察することができます。海のふしぎ観察会で毎年9月に観察会をしています。


58. アマモ (photo by 北村 拓也 )
アマモは海藻ではなく海草で、海の中で花が咲き、実がなり、種を落として増えます。阪南市にはアマモ場が残っており、そこにはたいへん貴重な生きものがたくさん見られます。海のふしぎ観察会では、2014年から、阪南市のアマモ場での調査をしています。


59. アユ (photo by 横山 達也)
清流にすむ魚のイメージが強いですが、淀川にも大和川にも、たくさん生息しています。大和川では近年産卵も見られるようになり、増加傾向にあります。アユが遡上できるような魚道の整備が求められています。


60. クロダイ (photo by 高橋 恵之)
関西では「チヌ」と呼ばれます。大阪湾は古くから「茅渟の海」と呼ばれていますので、クロダイは大阪湾を代表する魚であるといえます。


61. アカテガニ (photo by 田中 広樹)
幼生は海で育ちますが、稚ガニのときに陸にあがります。海沿いの林などに巣穴を掘ってすんでいます。さるかに合戦で活躍したのはアカテガニだと言われています。


62. イタセンバラ (photo by 横山 達也 )
淀川に生息する国指定の天然記念物です。二枚貝の体内に産卵します。MAPには写真のみ掲載しています。

海辺の生きものは、幼生期にプランクトンとして流れてくるものが多いので、生息地の環境が復元されれば、意外と早く生きものが復活することがあります。そうして戻ってきた新しい生息地は不安定で、人の関わり方によっては再び絶滅してしまう恐れもあるため、このMAPでは生息地の掲載を控えさせていただいた種もあります。

ネイチャーおおさか 公益社団法人 大阪自然環境保全協会

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