里山保全活動
かけがえのない里山の自然
大阪府付近には深山幽谷はなく、いわゆる「里山」が身近な山の自然です。
ネイチャーおおさかが全国に先駆けて取り組んだ「里山」を知り、「里山」を大切にする活動を紹介します。
身近な生態系
高度経済成長期以後の農業の変化や燃料革命の結果、里山はほとんど価値のないものとして、見捨てられてきました。しかし、そこにはたくさんの生き物がすみ、豊かな生態系があります。「里山」 は、身近な自然の代表であり、近年は、自然保護の重要なキーワードとなりました。また里山は、子どもたちの環境教育や、市民の憩いの場としても、注目を集めています。
ネイチャーおおさかの里山保全
ネイチャーおおさかでは、早くから里山保全を課題として、「里山入門講座」や「柴刈りの実習」、「里山ボランティア入門講座」などを開催してきました。また、毎年4月に行っている里山一斉調査も、その一環です。
また岸和田・吹田・池田など各市から、里山管理の依頼を受け、管理作業に習熟した「里山管理グループ」のメンバーと在住市民とが協力して、管理作業を進めました。
また、富田林市と太子町は夏に国際ワークキャンプを受け入れています。
ネイチャーおおさかでは、1986年第1回里山シンポジウムの開催以来、里山管理の計画作りと市民に指導のできるリーダーを養成する講座を続けてきました。2017年には、新・里山講座を開講します。
また2011年からは、各地で活動を続ける里山保全活動グループのネットワーク化の取り組みとして、生駒・金剛山系里山サミットを開催しています。2014年からは、各地域の里山の自然度を診断することを目的として里山指標生物調査を実施し始めているほか、枚方市尊延寺の里山で里山・農事の保全活動に取り組んでいます。
新・里山講座
大切な里山を、生物多様性豊かなフィールド、環境教育・憩いの場としていくために、身近な生物、生態系の保全を前提に、森林のしくみを学び、あるべき里山へ向けた企画と実習作業の基本を習得出来るなど、里山保全の実践講座です。
里山保全活動グループ
今月の里山保全活動はこちら
ネイチャーおおさか内のグループ
提携団体
五月山グリーンエコー
紫金山みどりの会 HP: 吹田紫金山の植物
富田林の自然を守る会
八尾神立里山保全プロジェクト
交野里山ゆうゆう会