環境アセス市民提案のワークショップ

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ワークショップ「大阪万博」を考える 市民からのアセスメント提案

  大阪湾の夢洲は、多くの水鳥が飛来することで知られ、大阪府の生物多様性ホットスポットAランクに選定されています。
ここが、2025年の「大阪・関西万博」開催予定地となったことを受けて、当協会生物多様性推進委員会では、要望書や質問書の提出、現地視察などを行ってきました。
  廃棄物の埋立地としてホットスポットの自然と両立をはかりながら緩やかに埋め立てられていくはずだった夢洲は開催地として確定したかのように情報が発信され、万博のための埋め立てが始まっています。
  国際目標である持続可能な開発目標(SDGs)のもとで「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに掲げている万博は、本当に私たちの「身近な自然を愛し、守り育てたい」という願いと相いれるものなのか、深い疑問を抱かざるを得ません。持続可能な社会の構築という観点からのアセスメントが伴うならば、より妥当な開催の場所や内容などの選択がありうると考えます。
  夢洲に関わる環境アセスメントについて、当協会では、NPO地域づくり工房との共催で、夢洲の自然環境に関わるワークショップを開催いたしました。
 このときのチラシと提案内容は下記の通りです。 
    → ちらしPDF(6.7MB)

 市民からのアセスメント提案

    →市民からの環境アセスメント配慮書・方法書提案(概要版)PDF
    →市民からの環境アセスメント配慮書・方法書提案 (本編)PDF(20ページ)
    →概要・英訳版

提案をまとめるにあたり、広く意見を募集しました。

大阪自然環境保全協会では「大阪湾の自然はどうあってほしいか」その未来像へ向けて、具体的な一歩を踏み出したいと思っています。
大阪湾に浮かぶ埋め立て地「夢洲」。ここは今、2025年万博にむけ、急速に土地造成が進められています。
しかしその計画の中で、夢洲の未来・大阪湾の未来に、どのような自然環境をめざすのか、具体的な形が見えてきません。
私たちは自然保護団体として、大阪の都市環境を快適なものにするためにも、大阪湾岸に緑地を創生してほしい、と思っています。
いろいろなご意見、立場があるでしょう。
市民みなさんで知恵を出し合い、いっしょに、市民目線での環境アセスメントを私たちから提案していきませんか?
というこことで、みなさまから、ご意見を募集しました。

【質問】1.大阪万博や大阪の地域開発・地域づくりのあり方について、どう考えていますか?
    2.大阪万博においてアセスメント(調査予測評価と市民との情報交流)する際に、
                特に重視すべきと思うことを教えてください。
    3.本提案「市民からの環境アセスメント配慮書・方法書(案)」について、

◆この活動は2019年度独立行政法人環境再生保全機構「地球環境基金」の助成を受けて実施しています。  

市民提案を行うにあたり、夢洲の生きものの予備調査を行いました

2019年初夏、当協会では、、夢洲の生きものについて、現地で6回の調査を行いました。
これは、NPO地域づくり工房とともに行う ”環境アセスメントへの市民提案" を行うための予備調査です。
調査の結果をそれぞれ以下にまとめ、リーフレット「夢洲生きものフォトアルバム」を発行しました。

   →7月29日昆虫調査2回目
   →7月26日昆虫調査1回目
   →7月15日水辺の調査
   →7月11日野鳥調査2回目
   →7月9日植物調査 
   →6月17日野鳥の調査 

※現在も調査は続けています。これらは、まとまり次第、発表していきます。

◆これらの活動は2019年度独立行政法人環境再生保全機構「地球環境基金」の助成を受けて実施しています。  

この提案は・・・

◆2019年9月7日~8日 環境アセスメント学会大会にて口頭発表

◆2019年11月14日 東京・霞が関の経済産業省万博準備室・環境省 に提出

◆2019年12月6日 日本万国博覧会協会・大阪市長・大阪府知事・大阪府議会議長・大阪市議会議長(10日付)に提出

◆BIE(パリ・国際本部)に英訳版提出

ネイチャーおおさか 公益社団法人 大阪自然環境保全協会

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