第6回講座 きのこ・菌類の分類と役割
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きのこ・菌類の分類と役割 (2022.10.22)
講座内容 | 箕面公園におけるきのこの採集・観察・同定を中心に、きのこの基礎知識の研修 |
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講師 |
下野 義人(三重大学大学院 生物資源学研究科 協力研究員、元大阪府立高校教諭) |
場所 | 箕面公園 |
「箕面」駅集合。「一の橋」の駐車場付近できのこの形態や見分け方のポイント、採集上での注意事項を聞いて、滝道から分かれて山道に入って、きのこを探し始める。 |
コジイの巨木が多い山道を行くが、やや乾燥気味で大形のキノコは少ない。その中で、シイの倒木に生えている大きな天然のシイタケを発見。きのこらしい良い香りがする。 |
シイの木の根元でカンゾウタケを発見。説明を聞く。切ると赤い汁が出る。置いておくと赤みが増してきた。肝臓のように見え、食用にはなるが、おいしいとは言えないようだ。 |
「桜広場」に到着。採集してきたきのこをシートにすべて広げ、私達の昼食中に同定作業をする下野先生。昼食後みんなで同じ種だと思われるものを探して集めることで見分け方を学ぶ。 |
50種近い種類の解説をしていただき、ニガクリタケの苦さを味わい、ナラタケ類が桜を枯らすことやツチアケビと共生する話を聞き、きのこの世界の奥深さを知ることができた。 |
午後は復習しながら滝道へ向かう。ここでも新しい発見があり下野先生より説明を受ける。分解者としてのきのこの重要性と見分けは難しいが魅力あるきのこの世界を満喫できた。 |