第3回講座 河口干潟の自然と保全
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河口干潟の自然と保全(2022.9.24)
講座内容 | 男里川河口干潟の環境や動植物の観察と、その重要性と保全活動について |
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講師 | 田中 正視(貝塚市文化財保護審議会委員、男里川の干潟を守る会) |
場所 | 男里川河口干潟(午前)、樽井区民センター(午後) |
南海本線「樽井」駅に集まって移動。途中、このあたりの昔の海岸線や自然環境の話を聞く。漁協前にイイダコ漁に使う貝殻を発見。タコ漁の話で盛り上がる。 |
干潟に到着。様々な環境でカニや巻貝類を観察・採集。何といっても干潟の代表選手はハクセンシオマネキだ。たくさんいるが、近づくとすぐに穴に入る。左上がメス、右下がオス。
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大阪では貴重な塩生植物が多く残っている。この日の正午頃が大潮の干潮時刻で潮がよく引き、海水に浸かる場所にハママツナが、その少し上にアキノミチヤナギが帯状に生育。 |
海岸に出ると、環境の変化で砂浜に小石が多く混じる。遠くに関空島が見える所で、関空の工事の土砂の搬入場所を他に変更させた活動の話をうかがい、干潟が守られてきた歴史を知る。
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最後にみんなで採集してきたカニや貝類を持ち寄り、1種ずつ説明を受ける。シオマネキ・ユビアカベンケイガニ・フトヘナタリなど。改めて干潟の生物の多様性と重要性を認識する。
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午後は「樽井区民センター」に移動して、田中さんから泉南の自然の変遷やこれまでの干潟を守る活動について熱のこもったお話を聞く。参加者からも質問や意見が多く出された。 |