第17期秋冬コース第11回講座 地域の保全活動

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第11回講座 地域の保全活動 里山を知る(里山の現状と保全の方法) (2020.1.15)

講座内容

富田林市における自然環境保全活動の実際を学び、里山保全の実習を行う「奥の谷」の見学

講師

田淵 武夫(富田林の自然を守る会代表、大阪自然環境保全協会元理事)

場所 門前屋旅館/富田林市奥の谷

午前の講座は「地域の保全活動」で、「富田林の自然を守る会」の代表田淵先生から活動の紹介があり、これからの参考にしてくださいと説明があった。マウスを写真の上に置くと授業風景が見られる。

富田林市の自然環境が失われて行く中、1989年に「富田林の自然を守る会」を設立した。

当時、市は自然保護に対して何も行っておらず、自然保護政策を市に提言し具体的対応を求めた。例えば土地所有者との管理交渉など。

これから里山保全の実習を行う奥の谷での活動について説明があった。マウスを写真の上に置くと、「奥の谷の春の林床植物」がみれる。

午後からは奥の谷に移動。奥の谷を見渡せる高台に上がる途中、台風などによる倒木の伐採処理現場の説明があった。ここは危険なため専門職の手で行っているとのこと。マウスを写真の上に置くと、伐採した樹木が見れる。

高台の細く狭い道を歩きながら、この道の左側は未契約地、右側は契約地で照葉樹林化しているとのこと。マウスを写真の上に置くと、照葉樹林化の様子が見れる。
 

倒木が目立つ「フユイチゴの坂(15期生活動地)」の山道を注意しながら歩く。覆いかぶさる倒木の下でフユイチゴは赤い実をつけていた。マウスを写真の上に置くと、林床のコクランが見れる。

山を下ると「水の生きもの池」があり、竹柵が無残にも破壊されていた。獣の仕業か? 猪は竹柵を壊すだけでなく、柵の下を堀り侵入するのでやっかいとのこと。マウスを写真の上に置くと、獣道がはっきりみてとれる。(中央黒い部分)

「かぐやの丘」の谷側では管理されていない竹林が広がっている。竹は3ケ月程で大きく成長する。大きくなる前に処理する必要がある。

ネイチャーおおさか 公益社団法人 大阪自然環境保全協会

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