第17期秋冬コース第3回講座 河口干潟の自然と保全
第3回講座 河口干潟の自然と保全 (2019.10.16) |
講座内容 |
大阪湾岸に唯一残る泥の干潟、男里川河口干潟の成り立ちから、現在への環境変化を知り生態系のつながりを学ぶ |
---|---|
講師 |
田中 正視 (男里川干潟を守る会顧問 環境省自然公園指導員 大阪府自然環境保全指導員) |
場所 |
午前:樽井区民センター2階会議室 午後:男里川干潟と周辺 |
「河口干潟の自然と保全」の田中先生の講座は、干潟ってなに?から始まった。大阪湾は殆どが人工の海岸に変わり、自然海岸は1%以下になっている事を習う。 |
干潟は役割として、河川から流れ込む大量の有機物や栄養塩を蓄積する。マウスを写真の上におくと、干潟の問題が見られる。 |
干潟の問題では樫井川河口干潟を例にとると、2014年では干潟が存在していたが、川底の改修等河川の防災対策等が優先され、2016年では干潟など自然環境が維持できていない。 |
樽井区民センターの屋上から、樽井の名前の由来や周辺の海岸線など現在に至る経過の説明に耳を傾ける。 |
午後の現地見学。男里川の干潟を観察。ここの沿岸も白砂から砂利に変わっている。 |
干潟にあるハクセンシオマネキ、ケフサイソガニ等の巣穴を指さす受講生。マウスを写真の上におくと、巣穴に逃げ込むカニの様子が見られる。 |
テトラポットの隙間にいるカニを探して歩く田中先生。マウスを写真の上におくと、捕獲したハマガニが見れる。 |
捕まえたハクセンシオマネキを手にとり、説明があった。 マウスを写真の上におくと、ハクセンシオマネキのハサミ部分が見れる。 |
絶滅危惧に指定されている巻貝のタケノコカワニナは、男里川河口域には、高密度で生息が確認されている事。住処はとても泥臭い場所という話を聞く。 |