第17期春夏コース第16回講座 野生動物との共存

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第16回講座 野生動物との共存   (2019.9.14)

講座内容

奈良公園のシカを軸に人と野生動物とのかかわりを考える

講師

辻野 亮(奈良教育大学 自然環境教育センター 准教授)

場所 奈良公園/奈良教育大学

広い芝生が広がる飛火野から今日の講座が始まった。マウスを写真の上に置くと芝生とシカの糞が見られる。シカはシバを食べ糞にする。糞は糞虫がシバの肥料に変える。

シカのいる森林は下草がほとんどなくなるが、マウスを写真の上に置くとシカが食べないイラクサが見られる。

シカのおしりは白いが、今年生まれの子のおしりは薄茶色である。手前が今年生まれの子。

9~11月は交尾期。オスはぬた場(泥浴びをする所)に尿をして、その泥をつけた身体を木にこすりつけ、縄張り主張する。

午後からは奈良教育大学の教室での講義。マウスを写真の上に置くとニホンジカの特徴をまとめた説明が見られる。

シカの角や骨格の説明があった。マウスを写真の上に置くとシカの頭蓋骨が見られる。

初期死亡率は高いが長生きであると、奈良公園のシカの一生について説明があった。

天然記念物に指定されているシカが増加し、農業被害が出ており、その対策として保護管理基準が制定された。しかし、マウスを写真の上に置くとまだ問題が解決されていないとの説明が見られる。

最後に人間とニホンジカが共存して行く為のまとめがあった。

 

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