第17期春夏コース第10回講座 昆虫の分類と生育環境

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第10回講座 昆虫の生態と生息環境   (2019.7.3)

講座内容 昆虫の生態と生息環境 
講師 松本吏樹郎(大阪市立自然史博物館学芸員)
場所 午前:枚岡神社大広間  午後:枚岡公園

今日の午前中は枚岡神社の広間をお借りしての講義、最初に枚岡神社の広報の方から神社のなりたち等のお話しがあった。写真の上にマウスを置くと鳥居と「かおり風景100選」に選ばれた社叢が見られる

午前中は、松本先生から「昆虫の体のつくり・生き方」「外来種」「虫の採り方」の話を聞く。日本の昆虫で名前のわかっているのは約3万種、まだ名前のついていない昆虫たくさんいるとのこと。

休憩時間には、先生の持参したスズメバチの標本を見た。

午後からは枚岡公園へ移動して昆虫を採取し、午前中の講義で学んだ、その特徴や生き方を確認した。

採取した昆虫の名前や特徴のメモをとる受講生。写真の上にマウスを置くとコメツキムシの仲間が見られる

このような地衣類()のついた岩に隠れている昆虫もいる。写真の上にマウスを置くとゴマダラウスバカゲロウの幼虫が見られる。地衣類を体に着けて身を隠している。

シオカラトンボでは羽を動かすために「ムネの筋肉」が発達していることと、エサを食べるための「あご」が発達していることを確認した。

クマバチの巣に寄生するヒラズゲンセイの雄と雌を捕獲!あごが大きいのが雄の特徴。写真の上にマウスを置くと雌が見られる。体液がつくとかぶれたり水ぶくれを起こすので素手で触らないようにと注意を受ける。

最後に、班ごとに採取した昆虫の名前を読み上げて纏めた結果、約70種の昆虫を確認した

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