第17期秋冬コース第12回講座 里山の哺乳類と生息環境

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第12回講座 里山の哺乳類と生息環境 (2020.1.22)

講座内容

「東中国地域のクマの現状と課題」

哺乳類のフィールドサインによる生息調査法

倉垣周辺~歌垣SATOYAMA楽舎

講師

望月 義勝(東中国クマ集会事務局長)

場所 能勢町 倉垣周辺

能勢町住民サービスセンターにて「東中国地域のクマの現状と課題」~クマ問題って誰の問題?~をテーマに講義が始まった。講師は、人とクマの共存を目指した活動をしている望月義勝先生。

講義を受ける受講生の様子。マウスを写真の上におくと、ツキノワグマが人の住む場所に出没する原因についてのスライドが見られる。生息地の変化と社会構造的問題が複雑にからみあっているとのこと。

ツキノワグマと人間との共存には、人間の生活領域を野生動物が入りにくい領域にする必要がある。

講義後半は「クマを知ろう!」ということで、本物の毛皮を使って大きさの確認。マウスを写真の上におくと、冬眠中に産まれたツキノワグマの赤ちゃんのレプリカが見られる。

午後からはフィールドワークで、野生動物の調査のために必須であるコンパスの使い方を学ぶ受講生。マウスを写真の上におくと、観察場所の地図が見られる。


シカや、イノシシが農作物を食べないように電気柵を設置している所の説明を受ける。

シカの通り道がよくわかる。マウスを写真の上におくと、シカの糞が見られる。

シカの頭蓋骨を発見。マウスを写真の上におくと、拡大される。

能勢の里山保全について、歌垣SATOYAMA楽舎の湯浅さんより話を聞く。特産品の銀寄栗の栗園には、アリと共生するキマダラルリツバメが生息しているとのこと。最近は高齢化による栗林の放棄やシカの食害により生息環境が脅かされているため、防鹿柵や草刈り等のボランティア活動にて保全している。

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