第16期秋冬コース第2回講座「生物多様性と環境」

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第2回講座「生物多様性と環境」  (2018.10.10)

講座内容

生物多様性と環境 ー進化生物学入門ー

講 師 木村 進(大阪府立泉北高校教諭、大阪自然環境保全協会理事)
場 所 大阪府立男女共同参画・青少年センター(ドーンセンター天満橋)セミナー室

ドーンセンターにて1日室内講座。→マウスを写真の上に置くと、講座の参考資料である高校の生物の教科書を見られる。木村先生執筆の教科書。

座学と実習を交えての講義。生物の授業を受けている高校生気分が味わえた。

生物多様性と生態系について、遺伝子多様性の一例である。本州のジャコウアゲハの幼虫がウマノスズクサの葉を食べている様子。葉の硬さの違いにより単体か群れで食べるかが変わってくる。→マウスを写真の上に置くと南西諸島での様子が見られる。

アメリカのペインという方の研究。ある海域からヒトデを取り除くと、1年後、カメノテとイガイだけになったことから、キーストーン種がヒトデであることが分かった。生態系が崩れるため日本ではこのような研究はあまり行われていない。


どんぐり(ブナ科)の多様性。15種類のどんぐりの同定を行った。→マウスを写真の上に置くと受講生が観察結果表を記入している姿を見られる。

先週の講座の流れから五感を使った匂いと味での同定も行った。今回はどんぐりを食べた。マウスを写真の上に置くと試食したスダジイ(右)、マテバシイ(左)が見られる。

午後からは樹木の多様性とDNAによる系統樹の作成を行った。→マウスを写真の上に置くとキク科植物の塩基配列の比較資料が見られる。


死環について。カナメモチをライターであぶると、黒い環(死環)が現れる。→マウスを写真の上に置くと死環状態の写真を見られる。

最後に班ごとに24種類の植物を同定した結果発表を行った。→マウスを写真の上に置くと受講生が作成した樹木の検索表を見られる。

ネイチャーおおさか 公益社団法人 大阪自然環境保全協会

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