第15期第31回講座 土壌
第31回講座 土壌 (2017.12.9) |
講座内容 |
午前 森林土壌の実際についての講義 |
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講 師 |
伊藤 孝美(大阪府農業大学校講師) |
場 所 | 滝谷不動尊門前屋旅館/富田林市奥の谷 |
伊藤先生の「森林・環境にとって重要な土壌の話と土壌の診かた」の講義が始まった。植物にとって土壌は大切なものである。 |
植物の基本は光合成である。樹木は土壌に根を張り、土壌から水分・養分を吸収する。 |
北摂・生駒・金剛山には花崗岩が存在。花こう岩が風化すると、酸性が強く乾燥しがちな「まさ土」になり、アカマツが生える。湧水湿原もできる。 |
岩石は植物群落との相互作用で良い土壌になっていく。数百年かかって。 |
土壌断面はA0層は落ち葉などが腐植した層。A層は腐植と鉱物質が混ざった層で、FeやAlなどが溶けだし、B層にはその酸化物が集積する。C層は母岩。植物はA層・B層に根を張る。 |
午後は2か所(高所・低所)で土壌調査。ツルハシとショベルで巾60㎝×深さ120㎝の穴を掘る。 |
1班は足場の悪い高所で斜面を掘る。写真にマウスを置くと、低所で掘る2班の様子が見られる。 |
斜面を整形して、土壌の色・硬さ・粒の大きさ・水分量・腐植の割合・構造・根の状況などを記録し、土壌断面を診る。 |
結果を発表する。わかったこと・・・。褐色森林土。根がたくさん見られるのは意外と浅い層だ! |