「奈良は私が植物生態学を教わった場所ですが、今日は、何もかも覚えようという事ではなく、何か一つでも覚えよう、、、」という話から佐藤先生の講座が始まった。
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この木の左と右では環境が大きく異なります。左側はノキシノブやコケが生えるニッチ(生物が生息できる環境)があり、右側にはありません。
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松の木の下で、「松葉」が実は2枚の葉が対生する短枝だと教わった。→マウスを写真の上に置くと、実験的に頂芽を切断した時に、2枚の葉の間に芽が形成される様子が分かる。
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サイカチの木の下では、どれが一枚の葉でしょうか?と問いかけられた。→マウスを写真の上に置くと、羽状複葉の葉が見える。これが一枚の葉。
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このムクロジでは、表皮の内側にある形成層の付近は生きているが、内部の死んだ木部は朽ちて幹が空洞になっている。→マウスを写真の上に置くと、空洞の中を通ってムクロジの上に出ている竹が見える。
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柵に囲われたところは鹿や人の影響を受けない為たくさんの植物が生育し、サクセッション(生態遷移)の初期の様子を見ることができる。→マウスを写真の上に置くと、2013年6月当時の写真が見える。
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奈良公園では鹿が草や樹木を食べる為、下枝の高さが一定の高さ(1.8m位)にそろっている。これをディアラインという。→マウスを写真の上に置くとディアラインの下に草を食べる鹿が見える。
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台風によって根返りした木。この倒木により付近が明るくなるなど、新しい植物が生える環境ができる。森にとっては、時々このような撹乱が起こることも大切である。
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天然記念物に指定されているナギの森林。日本ではここにしかない。→マウスを写真の上に置くとナギの葉が見える。
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