第14期第36回講座 哺乳類

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第36回講座 哺乳類   (2017.2.15)

講座内容

哺乳類のフィールドサインによる生息調査法

講師

早川 篤(大阪市立天王寺動植物公園学芸員/大阪自然環境保全協会理事)

場所 豊能町・青貝山周辺

「今日、野生動物に出会うことはありません。動物の痕跡(フィールドサイン)から生息状況を掴めるようになることが大事です。」との話で早川先生の講座が始まった。

青貝山近くの林に入り、足跡やフン、ヌタ場などのフィールドサインを見ながら、野生動物の生息状況を学ぶ受講生。

けもの道を見て、野生動物は人間とは違う経路を移動することも学ぶ。写真の上にマウスを置くとけもの道が見える。

木に泥を擦りつけた跡はイノシシのフィールドサイン。写真の上にマウスを置くと擦りつけた跡が見える。

糞を発見。果実の種が入っていることなどからテンの糞と分かる。写真の上にマウスを置くと糞が見える。

昼食後、先生持参の標本を見ながら、シカ、イノシシ、ネズミ、テン、ウサギ、モグラ、コウモリなどの特徴や生態の説明を聞く。

シカとイノシシの足の構造や特徴を学ぶ。写真の上にマウスを置くとシカ(上)とイノシシ(下)の足が見える。

それぞれの動物の毛にも特徴があることを学ぶ。テン(写真)やウサギ、モグラなどの毛の感触の違いも分かった。

コウベモグラ。前足が穴を掘るのに適した構造に進化している。写真の上にマウスを置くと進化した前足の骨格が見える。

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