第14期第16回講座 野鳥②

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第16回講座 野鳥②   (2016.8.27.)

講座内容

午前 : 南港野鳥園設立の経過 、 鳥類についての講義
午後 : 野鳥園での野鳥観察

講 師

高田直俊 (自然環境市民大学代表 前大阪自然環境保全協会会長 大阪市立大学名誉教授)

関 優   (関環境調査研究所代表 山階鳥類研究所標識調査協力調査員)

場 所 大阪南港野鳥園

「大阪湾にはささやかな干潟しかない。その中で南港野鳥園の干潟は貴重である。」と高田先生の話が始まった。

韓国西海岸は広い干潟があり、多くのシギ・チドリがやって来る。南港にもこれくらい飛来していた時期がある。

極東のシギ・チドリの渡りの経路。1万kmを飲まず食わずで渡るものがいる。

「なぜ、鳥は飛べるのか?」という鳥の基本について、関先生の話が始まった。羽毛・翼・筋肉・骨格・流線型の体型・・

左の羽軸のある硬い羽を羽根、右を羽毛と呼ぶ。羽根にはかぎ状突起がルーペで見える。これがかみ合って板状の羽を形成している。

はく製を用いて翼の各部分の名称と働きを学ぶ。口元のひげのような剛毛は触感を司っているそうだ。

南港野鳥園は1969年発足の「南港の野鳥を守る会」の運動で造られ、多くの人が利用している。現在はボランティアガイドが観察指導しているが、専従職員の復活を目指している。

午後、展望塔から双眼鏡で干潟の鳥の観察をする。キアシシギ・アオアシシギ・アオサギ・ダイサギ・カワウ・・・。

北展望台からの観察後、最後に鳥合わせをする。記録で大事なことは、年月日・場所・天気・鳥の名前。今回は17種が観察できた。

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