第14期第14回講座 淀川の河川環境① 

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第14回講座 淀川の河川環境① 淀川の水環境の歴史と現状   (2016.7.27)

講座内容 10:00~12:15 淀川の淡水域について(ワンドの形成や保全・再生、在来生物など)についての講義
13:15~15:30 城北ワンド群の見学
講師

河合 典彦(国土交通省淀川環境委員会委員水域環境部会長、環境省希少野生動植物種保存推進員、

        淀川水系イタセンパラ研究会、全国ブラックバス防除市民ネットワーク理事等)

場所 大阪市立旭区民センター、淀川城北ワンド

淀川の水環境の歴史から河合先生の講義が始まった。ワンドは明治に蒸気船運航のために行われた修築工事でできたことを知る。

1971年に淀川の計画高水量が1.7倍に改定されて低水路(本流)が拡幅され、多くのワンドがなくなった。

計画高水量増加や水位管理により自然攪乱もほとんど起きなくなり、生態系が大きな影響を受けている。

生態系回復のための取り組みで再生された城北ワンドを見る。ワンドには本流の水も入るように工夫させている。

菅原城北大橋は斜張橋に計画変更することで、橋脚を減らし、ワンドが保護されている。

ワンドではイタセンパラの復活も進められている。イタセンパラが卵を産むイシガイの説明をする河合先生。

ワンド周辺に生えるヨシ、オギ、ワンドスゲなどの植物についても学ぶ。写真の上にマウスを置くと、珍しいワンドスゲが見える。

特定外来生物も生えており、放置すると写真のナガエツルノゲイトウがワンド全体を覆うこともある。

ブラックバスなどを駆除することで在来種が復活し始めている。写真の上にマウスを置くと、復活したワタカが見える。

ネイチャーおおさか 公益社団法人 大阪自然環境保全協会

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