第14期第13回講座 保全生態学

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第13回講座 「保全生態学」自然環境保全・再生・創造  (2016.7.13)

講座内容 午前:生物多様性の重要性と国家戦略の策定・多様な生き物とと共存する地域づくりをめざして
午後:活動事例「甲山湿原」保全活動の現地見学説明
講師 戸田 耿介(NPO法人子ども環境活動支援協会監事/神戸国際大学非常勤講師/いのちをつなぐ食育の会代表)
小川 雅由(NPO法人子ども環境活動支援協会理事)  
場所 西宮市立「甲山自然の家」

 「生物多様性がいかに大切か、そのためには生態系の多様性が大切。ここでは湿地の環境保全について勉強します。」と、戸田先生の講座が始まった。「ビオトープとは生き物の生息空間のこと」という説明も。

 

タイセイヨウダラを例に、生物はある転換点を超えると激減するので、それまでに再生させることが大切であるとの説明があった。

甲山自然学習館で甲山湿原で見られる草花の映像を見て学習をした後、いざ、湿原の現場へ。

ナラ枯れでたくさんの樹木を伐採している。積み上げているのは、伐採した木で作った薪。キャンプ場で利用している。

モリアオガエルの産卵現場の池で、オタマジャクシを観察する受講生。写真の上にマウスを置くと、モリアオガエルの卵塊が見られる。孵化したあとで、薄茶色に変色している。

園内には湿原の説明板が設置され、学習環境が整っている。写真の上にマウスを置くと、「猛毒カエンタケに注意!」の看板も。

斜面にできた第1湿原。土砂崩れが起き、不透水層が露出し、湿原ができる。写真の上にマウスを置くと、湿原のでき方の説明。

第4湿原の全景。六甲山系には同じような湿原が多くあったが、開発や多くの砂防ダムの建設に伴いほとんど無くなった。写真の上にマウスを置くと、イシモチソウの花が見られる。


白い小さな花がモウセンゴケの花。分かりますか?湿原は貧栄養環境なので、多くの植物は小型である。ミミカキグサも本当に小さい!

 

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