第14期第8回講座 昆虫 ①

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第8回講座 昆虫 ①  (2016.6.1)

講座内容

昆虫について学ぶ

講師 松本 吏樹郎(大阪市立自然史博物館学芸員)
場所 午前:東大阪市立グリーンガーデンひらおか/午後:枚岡公園内

松本先生の講座は「昆虫は機能的な翅を持ち、小さな体で省資源、感覚器が発達していて、多様な生物である。日本の昆虫は約3万種。これからまだ発見されるだろう。」という話から始まった。

身体のつくりで、口のつくりとエサの取り方の関係。クワガタの口には毛があり、樹液をなめるのに都合が良い。マウスを写真の上にに置くと、セミの口。針のようにとがっていて、樹皮にさして樹液を吸う。

セミが産卵している所と産卵管。マウスを写真の上に置くと、木の枝に穴が見えるが、この穴に数個の卵を産んでいる。

イシガケチョウが狭い範囲を飛び回り、時々葉に留まるのは産卵行動と分かる。産卵した卵を探す松本先生。マウスを写真の上に置くと黄色い卵が1個見える。

ササの葉の先には石垣に張り付いた変わったアリジコクが見えます。マウスを写真の上置くと、このアリジゴク(ゴマダラウスバカゲロウの幼虫)の拡大写真が見える。背中に苔を付けて、苔の中に隠れて、餌を採る。

オオスズメバチの女王蜂を捕獲。今の季節は巣を作る場所を探しているので単独飛行をしていて、めったなことでは刺さない。

径10㎝位の土管の中にエントツドロバチの巣を探す受講生たち。マウスを写真の上に置くと、煙突がぶらさがったような巣が見える。

葉に丸くかじったような跡があった。ハチが巣穴の仕切り板や蓋にするために切り取ったもの。穴の形に合うように切り取るそうだ。

最後にまとめ、今日確認できた昆虫は52種(以上)。「あんなに種類があり、いろいろな生き方をしているとは思いもしませんでした。」と受講生。

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