第13期第30回講座 土壌

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第30回講座 土壌   (2015.12.12)

講座内容

午前 森林土壌について
午後 実習。断面調査による森林土壌の様子を観察

講 師

伊藤 孝美(大阪府農業大学校講師)
田渕 武夫(富田林の自然を守る会代表、大阪自然環境保全協会理事)

場 所 滝谷不動尊門前屋旅館/富田林市奥の谷


 伊藤先生の講座「土壌」は森林生態系の話から始まった。植物・動物・微生物・大気・光・土壌、すべてが関わり合って成り立っている。

植物を育てる土壌の診断は約1mの穴を掘って、断面のA層・B層・C層・・の色・腐植・土性などを調べる。

「マツは荒地でも生育できるが、それは菌類との共生のおかげである」という興味深い話もあった。

奥の谷の実習地で各班、3か所の斜面(上部・下部・谷筋)に分かれて、「土壌調査」を開始。さて、結果は?

まず、安全に作業を実施するため、「危険」と「気をつけること」を話し合って、KYKボードに書いて確認する。

各班、1mの深さの穴を掘る。1班は急な斜面での穴掘り作業。ツルハシ・スコップで掘り、剪定ばさみで根切りをする。

1mの穴が掘れたら、メジャーを置き、皆で、相談しながら、土壌調査を進めていく。

出来上がった土壌の断面。3班とも大きく分類すれば「黄色系褐色森林土」で良いと説明があった。

各班の発表。各班の調査場所が異なるので、結果に違いが出てくる。土壌を調査すれば、その成り立ちが推測できることを実感した。

ネイチャーおおさか 公益社団法人 大阪自然環境保全協会

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