第13期第12回講座 保全生態学
第12回講座 「保全生態学」自然環境保全・再生・創造 (2015.7.1)
講座内容 | 午前:生物多様性の重要性と国家戦略の策定・多様な生き物とと共存する地域づくりをめざして 午後:活動事例「甲山湿原」保全活動の現地見学説明 |
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講師 | 戸田 耿介(NPO法人子ども環境活動支援協会監事/神戸国際大学非常勤講師/いのちをつなぐ食育の会代表) 小川 雅由(西宮市立甲山自然環境センター理事) |
場所 | 西宮市立「甲山自然の家」 |
人と自然が共生する「生きもののにぎわいの国づくり」をめざして、というテーマで戸田先生の講義が始まった。実は私達が食べている「ハマグリ」もレッドリストに載っている。桑名の焼きハマグリも日本のハマグリではない。 |
日本の生物多様性の状態は悪化し続けている。生物多様性回復のイメージをグラフにしたもの。生物多様性基本法を制定などしているが、まだまだ不十分だが、生態を調査することで、対策が見えてくる。 |
さまざまなエコマーク。消費者としての私たちができることは、エコマークのついているものを買うこと。 |
豊岡市のコウノトリ復活は成功例。コウノトリが生存できる環境は減農薬なので、昆虫にも人にも優しい。減農薬コウノトリ米はブランド米になり、完売。 |
小川甲山自然環境センター理事によるセンターの取り組みの紹介があった。六甲山の風化が進み、土砂崩れが起こりやすい場所であるとの説明があった。 |
斜面にできた第4湿原を望む。アカマツ林に土砂崩れが起き表土が流出して不透水層が露出し、湿原ができた。南阪神間では最大規模の貴重な湿原。 |
モウセンゴケは食虫植物。小さな白い花を咲かせている。葉にある粘毛から粘液を分泌して虫を捕獲する。 |
イシモチソウも食虫植物。白い花を咲かせている。多数の腺毛を持つ葉により昆虫を捕える。 |
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