第12期第30回講座 土壌

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第30回講座 土壌   (2014.12.13)

講座内容

午前 森林土壌について

午後 実習。断面調査による森林土壌の様子を観察

講師

伊藤 孝美(大阪府農業大学校講師)
田渕 武夫(富田林の自然を守る会代表、大阪自然環境保全協会理事)

場所 滝谷不動尊門前屋旅館/富田林市奥の谷


「植物の生育には陽光・水・土壌・・・が必要で、今日は土壌を中心にお話します」と伊藤先生の講義が始まった。

良い土壌とは有機物・肥料・水分・空気・・が適度であることであるが、植物は、痩せた土地でも微生物と共生して生育する。

午後は、土壌調査の実習の為に、奥の谷の里山に移動する。

斜面の下部・中部・上部の3か所に分かれて、調査を始める。

まず、調査土壌の上の落葉に触らないよう慎重に、穴を掘る場所の落葉を取り除く。

ツルハシとスコップを使って、幅60cm、深さ120cmの穴を掘る。

土砂をかき出し、調査土壌の断面をコテできれいに削り取る。

折り尺をあてて、断面をスケッチし、層の厚さ・色・腐植・硬さ・水分量などを調べる。

これは斜面中部の断面。腐植土層は薄く、深さ70cmのところに酸性の水により鉄分が集積した赤茶色の層もある。乾性褐色森林土であることを学ぶ。

ネイチャーおおさか 公益社団法人 大阪自然環境保全協会

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