第12期第21回講座 森里川海連環

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第21回講座 森里川海連環  (2014.9.24:野外観察、11.1:室内講義)

講座内容 森・里・川・海のつながりの重要性と自然の恵みの持続的な利用のための付き合い方を学ぶ
講師

田中 正視 (大阪自然環境保全指導員、男里川干潟を守る会顧問) (9.24)

夏原 由博 (名古屋大学大学院環境学研究科教授、大阪自然環境保全協会理事(会長)) (11.1)

場所

樽井区民センターと男里川干潟(9.24)、大阪環境情報プラザ(11.1)

観察地である樽井周辺の様子を説明される田中先生。周辺の自然は高度経済成長で大きく変貌した。

話で聞いた変貌の様子を見ながら、男里川干潟へ移動。途中、今も残る海岸段丘の様子も見る。

豊かな自然が残る男里川干潟で生物を観察。「シオマネキがいっぱい! 感動!」と受講生。

干潟の奥の方には白いハサミのハクセンシオマネキも沢山生息している。

自然豊かな男里川の様子や、生息する多様な植物、鳥、魚の説明も受ける。

4年ぶりにウミガメが産卵した場所も見学。産卵や子ガメが海に帰って行った様子も聞く。

森里川海連環の夏原先生の講義が始まる。前半は水による連環の話。

川は、流れに沿ったつながりだけでなく、地下水などによる横のつながり、樹木などによる垂直のつながりがあることを学ぶ。

上流にある湿地が海の鉄イオン延いては植物プランクトンや魚の豊かさを生みだしていることを知り、ビックリ。

男里川の干潟のように、水域と陸域の移行帯であるエコトーンが生物に特別な生育場所を提供していることも学ぶ。

後半の陸の話では、草地などの激減の主要因の一つが、人間活動の縮小であることに気づく。

最後に、人間の幸せという観点で上手く営まれている、東南アジアでの自然との付き合い方についても、調査結果に基づく説明を聞く。

ネイチャーおおさか 公益社団法人 大阪自然環境保全協会

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