第11期第35回講座 哺乳類

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第35回講座 哺乳類   (2014.2.19.)

講座内容

哺乳類のフィールドサインによる生息調査法

講師

早川 篤(大阪市立天王寺動植物公園学芸員/大阪自然環境保全協会理事)

場所 豊能町・青貝山周辺

「野生の哺乳動物は主に夜間に活動する為、今日はその姿を見る事ができないかも知れませんが、足跡、糞、食跡等を見て野生動物の観察方法を学びましょう。」と挨拶される早川先生。

早速、民家近くの田圃で動物の足跡を発見し熱心に観察している受講生。

イノシシとシカの蹄の違いや副蹄の位置の違いで足跡の付き方も違うと説明されている早川先生。

道端の糞を観察しその形状、匂いや糞に残っている食べ物の内容物等で動物を同定する。

道端に落ちていたエビフライ? これはリスが松ぼっくりの鱗片に覆われた中の種を食べた跡です。

林の中で2種類の鳥の羽が散乱している。この羽を見ながら解説される早川先生。

野生動物の体表に付いている寄生虫(ダニ等)や汚れを落とすために泥を浴びる場所「ヌタ場」を発見。 

雑談をしながら昼食をとる受講生。

 

数日前にスタッフが仕掛けたセンサーカメラを確認する。映っていたのは人の影とシカでした。
※右の写真は、仕掛けたセンサーカメラ
 (写真をクリックすると拡大されます)

早川先生がお持ち下さった標本を熱心に見ている受講生。

貴重なアカネズミの頭部の剥製も迫力がありました。 

「ここは都心部に近くて、多くの野生動物が棲息している素晴らしい場所です。今日は野生動物の調査方法を勉強しましたが、もう一度訪れて野生動物が残してくれた活動の痕跡を観察しながら、この動物たちが生き続ける為には何が出来るか皆さんで考えて下さい」と振り返る早川先生。 

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