第11期第28回講座 里地・里山①

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第28回講座 里地・里山①   (2013.12.4.)

講座内容

里山保全管理/植生調査の実際と植生管理への展開を学ぶ
午前:講義 里山の保全管理について/午後:4×6mのコドラート内の毎木調査

講師

中川 勝弘(五月山グリーンエコー代表、大阪府自然環境保全指導員、森林インストラクター)

場所 午前:五月山児童文化センター/午後:池田市五月山公園(五月平展望台南西面雑木林)

午前の講座は「物質循環は植物の行う光合成から始まります」との中川先生の講義でスタート。 

 

「植生は自然に移り変わって行くが、里山はその遷移を人があるところで留めることでできた自然です」と語られる中 川先生。 

先生は、多面的機能を持つ森林の重要性やエネルギー供給の場としての里山の素晴らしさについても熱く説かれた。 

講義の後、五月山グリーンエコーで取り組まれている里山保全管理活動のフィールドに移動。 

地点毎に保全管理で蘇った里山の状況を聞き、保全管理の有効性を学んだ。 

        

カシノナガキクイムシが入って起こるナラ枯れも実際に見て、影響の大きさを認識した。 

大阪平野を一望できる五月平展望台に着いて、昼食を食べる受講生。 

午後は植生調査の説明の後、班毎に調査実習。まず調査エリアを決めてロープを張る。 

        

エリア内の植物に番号を付け、木の種名や位置、樹高、幹の太さ等を計測。 

        

中川先生に指導してもらいながら、幹や上部の葉から種名を調べる受講生。 

調べた結果を表と図に記録する受講生。 

最後のまとめで、次回②での整備の方向等について中川先生からアドバスを受ける。 

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