第11期第16回講座 両生・は虫類の生態と保全
第16回講座 両生・は虫類の生態と保全 (2013.8.21.) |
講座内容 |
「両生類・は虫類」の生態や形態の違いを知り、彼らを取り巻く生息環境の現状と保全を考える |
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講 師 | 田口 勇輝(地球環境学博士、NPO法人日本ハンザキ研究所研究員) |
場 所 | 大阪府環境農林水産総合研究所 環境情報プラザ・研修室 |
「両生類・は虫類の生態と現状の問題点についてお話します」と語られる講師の田口先生。 |
講義は「自然の面白さってなに?」「自然はなぜ大切?」の問いかけから始まる。 |
大阪の両生類は19種で、内13種がカエルである。写真はアマガエルの体色の変異。田口先生は自身が撮影された様々な両生類・は虫類の写真を提示された。 |
カエルの捕食の仕方。ヒトと違って舌がのどの奥に伸びている。捕食時は舌が飛び出し、虫などを捕らえる。 |
ニホントカゲの幼体の尾は青色をしている。大阪のは虫類は19種で9種が絶滅危惧種である。 |
配布されたは虫類のプリントを見ながら、講義に聴き入る受講生。 |
講義の後半は、田口先生の専門であるオオサンショウウオについてのお話。オオサンショウウオは日本固有種で、近縁種が中国、アメリカに生息。 |
オオサンショウウオの模様の変異。 |
オオサンショウウオの生態保全活動。堰堤があるため上流へ移動出来ないオオサンショウウオのために足場を作っている。 |
田口先生のオオサンショウウオについてのお話は、生態だけにとどまらず、文学、民俗学にまで及んだ。写真は中国地方で行われている「はんざき祭り」の様子。 |
この講座には、大学生達が聴講に来ていた。講座後、オオサンショウウオの調査に向かう。 |
班会議の様子。受講生の言葉、「オオサンショウウオへの愛情を感じさせてくれる熱い、楽しい話でした。オオサンショウウオが可愛く見えてきました」 |