第11期第15回講座 淀川の河川環境②

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第15回講座 淀川の河川環境② 十三干潟での野外実習 (2013.7.24.)

講座内容 下げ潮の観察、干潟の生き物の観察
講師

河合 典彦(大阪市立城陽中学校教諭、淀川環境委員会水域環境部会長、淀川水系イタセンパラ研究会、稀少野生動植物種保存推進員)

場所 大阪市淀川区・新淀川右岸十三干潟

資料「天文潮位データ」を見ながら、本日の干潮時刻についての説明を受ける。「映像などでみるだけでなく現場に出て体験することが大切」と語られる講師の河合先生。

潮が引き始めた「十三干潟」。対岸のビル群は梅田の辺り。

干潟に下り説明を聞く受講生。背景の高水敷との段差は約2メートル。水際には過去の高水敷盛土から波で洗い出された石が目立つ。

用意された計器で塩分濃度を測る。水をなめて塩辛さを体験する受講生もいた。

投網を打って、水中の生物を採取される河合先生。

 

投網の中には、テナガエビが多く見られた。「野生のテナガエビを沢山見たのは、初めてです。シジミも沢山採れて嬉しいです。テナガエビを食べてみます」と受講生。

転石を起こしその下に棲む生物を観察する。ゴカイ、イシマキガイ、カワザンショウガイなどがみられた。

潮が引き、広くなった干潟でシジミ採りをする受講生。

潮が引いた後、姿を現した水制工の跡。

投網でとれた魚などの説明を受ける。ハゼのなかまは、腹に吸盤になったヒレを持つ。

 

オス、メスの見分け方などクロベケイガニについての説明を受ける。歩脚に毛が生えていることも特徴である。受講生の感想。「生物の多様性に驚きました。水が少し塩辛くて海だと思いました。多種類の生き物に出会えました」。

本日の講座を振り返る。「出来れば季節などを変えてまたここを訪れてほしい」と締めくくられる河合先生。

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