第11期第12回講座 ビオトープ

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第12回講座 「ビオトープ」-自然環境保全・再生・創造  (2013.7.3)

講座内容 午前:ビオトープの本来の意味、概念、ありかたについて生物多様性保全と共存する地域づくりをめざして他
午後:活動事例「甲山湿原」保全活動の現地見学説明
講師 戸田 耿介(NPO法人子ども環境活動支援協会監事/甲南大学非常勤講師/いのちをつなぐ食育の会代表)
小川 哲生(西宮市立甲山自然環境センター長)  
場所 西宮市立「甲山自然の家」

今日の講座が行われる「甲山自然の家」に集合する受講生。

 

戸田先生の講義が始まる。ビオトープとは、語源はドイツ語で「野生生物の生息空間」、「周囲と異なって、ある程度のまとまりを持った、野生生物が自律的に生息可能な空間単位である」

COP10の事例を出し生物多様性について講義を受ける。

兵庫県の生物多様性と保全・再生の取り組みいついて、コウノトリの野生復帰を例にとり講義される戸田先生。

午後、西宮市立甲山自然環境センター長小川さんから甲山湿地の現状と保全活動の講
義を受ける。以前見られたハッチョウトンボが見られなくなったのが残念との事。

「湿原」を上から見ている受講生。甲山の湿原は地滑りした斜面にできた湿原との解説があった。

「甲山自然の家」の横に湿原保全の為伐採した材木が置かれていた。小川さんが、これはすべて燃料として使用していると説明。

 

<左の写真の拡大> <右の写真の拡大>
「湿原」の中に入り観察している受講生。ノハナショウブがまだ少し残っていた。

 


「湿原」でモウセンゴケの説明を聞いている受講生。モウセンゴケは食虫植物で、葉には毛があり先端から出す粘液で虫をキャッチする。ここでは同じ食虫植物イシモチソウも見られた。

 

<左の写真の拡大> <右の写真の拡大>
モリアオガエルが産卵する池を観察する受講生。池には木の枝についていた卵塊から生まれたオタマジャクシが元気に泳いでいた。

午前、午後の講義の内容について質問を受ける戸田先生と小川さん。

予定の時間を越えて熱心に質問する受講生に丁寧に答えられる戸田先生。

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