第11期第10回講座 水田を見る
第11回講座 水田を見る (2013.6.22.)
講座内容 | 水田農業の現状と水田のもつ自然環境への多面的な機能について考える。 |
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講師 | 松下 美郎(地方行政独立法人 大阪府立環境農林水産総合研究所 経営企画室長) |
場所 | 能勢町平野付近 午前:平野会館 午後:能勢くりの郷 |
午前の講義場所に向かう途中で田植えの終わった水田の様子を説明される講師の松下先生 |
午前の講義場所、平野会館で本日の講義日程を説明するスタッフ。水田を渡ってくる涼風が心地よい |
講座は、クイズ形式で進められる。クイズは 10問まであり、受講生は大阪の水田の現状を学んでいく。「お米ができるまでの病害虫の多さに驚きました」「農薬についての考え方も知り、少し複雑な気分になりました」 |
松下先生が作成された「イネの一生 田植えから収穫まで」を見ながら、イネの分蘖(ぶんけつ)の様子を知る |
午後からは、棚田を見ながら最上部のため池をめざす。田のまわりには、シカ除けの電気柵がはられている |
畦の草刈り作業の大変さを語られる松下先生。畦ののり面は傾斜がきつく、高低差もある
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谷の最奥のため池まで登る。ため池は棚田に水を供給している。モリアオガエルの卵塊を見上げる受講生「棚田は初めてでした。ため池の背後の森からの風が涼やかでした」 |
水辺にはトンボが飛んでいた。捕虫網で採集し図鑑を出して調べる |
美しい棚田が広がる。この景観は農家の方たちが手入れをすることで保たれている |
様々な花の写真をとる受講生。これらの花は地主の方の丁寧な草刈りで残されている |
道の駅「くりの郷」の周辺にシカの親子が出てきた(写真は親シカ) |
班会議。「能勢は同じ大阪でも、随分異なる風景で、田園風景が残っていて、懐かしい気がしました」 |