第10期第32回講座 保全運動

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第32回講座 保全運動   (2013.1.23.)

講座内容

槇尾川ダム計画中止地から自然環境保全運動について考える

講師

高田 直俊(自然環境市民大学代表/大阪市立大学名誉教授 工学博士)
榊原 鉄次(あすの槇尾川を考える会代表)

場所 午前 和泉シティプラザ 生涯学習センター、 午後 槇尾川ダム計画中止地 

 自然災害から洪水対策、ダムの問題点など専門用語も含めてわかり易く説明される高田先生。

槇尾川ダムの建設計画の経緯を年表をもとに詳しく説明される「あすの槇尾川を考える会」代表の榊原さん。

午後は現地説明。槇尾川と父鬼川の合流地点で榊原さんから説明を受ける。

正面から流れてくるのが槇尾川。右から合流するのが父鬼川で流量は槇尾川の3倍。ダム計画は初め父鬼川だったが、地元の反対で槇尾川に変更されたそうだ。

住宅地の中を流れる槇尾川。ダムではなく河川掘削で治水はできると高田先生。

ダム工事用の広い道路ができている。地元の希望はダムよりも道路建設にあったそうだ。

ダム中止地の法面は補修工事が終わっていた。

 道路建設が続く現場。山を削って高いところに造られている。地盤は大丈夫なのだろうか?

 山の中を流れる槇尾川。水量は少ないが水は澄んでいる。

 「これからは槇尾川の自然を守る方向でがんばりたい」と話されるあすの槇尾川を考える会の岡本さん。

見学を終えて、「見て頂いた通りです」とまとめをされる高田先生。「行政のあり方を又考えさせる場でした。今ある自然を残しながら有効につき合う方法を見つけることは難しいのでしょうか」と受講生。

 解散後の班会議で話が弾む。「ダム建設のカラクリ?お粗末な実態を聞き考えさせられる。自然の”サイクル”を変えてしまうというのが一番気にかかることだ」

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