第10期第13回講座 キノコ・菌類

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第13回講座 キノコ・菌類   (2012.7.11.)

講座内容 菌根菌の生態的役割・キノコの分類と同定方法について
午前 高円山周辺で観察
午後 奈良教育大学内で講義
講師 菊池 淳一(奈良教育大学理科教育講座准教授/菌類生態学)
場所 高円山周辺、奈良教育大学

本日の講座を担当される菊池先生。午前中は柳生街道の入口付近を能登川に沿って歩き、キノコの観察をする。

生えているキノコを採集しては説明をされる先生を囲む受講生。 

生きている植物や虫に寄生して殺し、栄養分をもらうタイプのキノコ。キシノウエトタテグモに付いたクモタケ(冬虫夏草)。 

倒木に付いたコフキサルノコシカケ。これは、死んだ生物を分解・吸収して栄養を得るタイプのキノコで腐生菌。シイタケ、マイタケもこの仲間。

道端にも種々のキノコが・・・・・。熱心に話を聞く受講生。 

午後は大学の実験室。採集してきたキノコを分類、説明される先生。「林の中にあんなにたくさんのキノコがあるなんて・・・・・。」(受講生の一言感想より)



生きている木の根と共生して栄養分をもらう代わりに、土壌中の無機養分を与えるタイプのキノコ(菌根菌)。マツタケ、ショウロ、トリュフなどはこの仲間。 

顕微鏡の使い方、プレパラートの作り方など丁寧に指導される先生。 

顕微鏡でキノコの胞子を観察する。「顕微鏡で胞子がみられてよかったです。子のう菌、きれいでした。」(一言感想より) 

担子菌類のベニタケの顕微鏡写真。胞子(小さな粒)と担子器(基)、球状細胞(大きな丸いもの)が見える。 

子嚢菌類のアシボソノボリリュウ。

ノボリリュウの胞子の顕微鏡写真。子嚢の中に8個の胞子が作られている。 

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