第10期第8回講座 磯の生き物 

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第8回講座 磯の生き物  (2012.6.6.)

講座内容 海岸生物の観察の指導法を知る
講師 田中 広樹(大阪自然環境保全協会理事、海の観察会代表、自然観察インストラクター)
場所 岬町立淡輪公民館・長松自然海浜保全地区

午前中は公民館で講義。「午後は磯で多様な無脊椎動物を見てもらいます。イソギンチャクには全員が指を突っ込んでみてください。」と講師の田中先生。 

 
午後の講座の始まりは、岸壁に住むタマキビを探す。5mm前後の小さな巻貝で潮のしぶきがかかるところに棲んでいる。水の中には棲めない貝だそうだ。

ヤツデヒトデは二つに分かれた後、また、足が出てきます。」と説明される田中先生。




磯で採集する受講生とスタッフ。

 ヤツデヒトデ、ヒザラガイ、ゴカイ、ホヤ、クモヒトデ、カニ、ウニ、巻貝、・・・。色々な生き物が採れた。 




先生の説明に聞き入る受講生

アメフラシとその卵(海そうめん)を見つけた、スタッフの湯浅さん。

 アメフラシに触れてみて感触を確かめる受講生たち。

初めて触ったアメフラシが出した粘液で紫に染まった手。 

 水中では2匹のアメフラシが交尾中で前の個体が産卵も始めた。アメフラシは雌雄同体だが交尾の時は、前の個体がメス役で後ろの個体がオス役になるそうだ。


 
ウミウシは残念ながら見つからなかったが卵があった(中央の肌色のリボンのようなもの)。

「この環境が保たれる限り、生き物たちがいなくなることはありません。」とまとめをされる先生。

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