おおさかの生きもの みんなで発見MAP!両生類・は虫類

おおさかの生きもの みんなで発見MAP! 両生類・は虫類

人によって好き嫌いがはっきり分かれがちな両生類やは虫類です。
うまく探せばまだまだ出会えます。出会ってみれば、だんだん可愛くなってくるので、ぜひ探しに行きましょう!

これらの仲間は、ずいぶん数が減ってきていています。カエルなど、田んぼや里地・里山など、人との関わりで成り立ってきた自然に合わせて生きてきた種類が多いからです。観察するときには、良い空気をすって、水の流れや土の状態も一緒に見ていきましょう!


18. アカハライモリ (photo by 田口 )
池や川のたまり水にすみ、昆虫やオタマジャクシなどを食べています。日本固有の両生類です。成体の全長は10cm前後で、赤黒のまだら模様の腹部が特徴です。


19. カスミサンショウウオ (photo by 夏原 由博)
成体の全長10cmほどの西日本にすむ希少な両生類です。普段は林の落ち葉の下で暮らしていますが、早春に丘陵地の流れの緩やかな水路などに産卵しますので、この時期には成体に出会えます。環境の変化で絶滅が危惧されているサンショウウオです。


20. トノサマガエル (photo by 西村 寿雄 )
丘陵地の田んぼや湿地でみられます。とりわけ、4~6月頃田んぼに集まり鳴き交わすことがあります。こちらも生息地の減少が危惧される種類です。


21. モリアオガエル (photo by 横田 靖)
主に北摂の山地にすんでいます。繁殖期の5~6月には、池や沼に張り出した木の上などに泡状の卵のかたまりを作ります。


22. ニホンカナヘビ (photo by 横田 靖)
平地~山地の草地や森の周辺(林縁部)に住んでいます。成体の全長は20cmくらいで、日本とトカゲより体が細長く、ざらついた感じがします。


23. ニホンイシガメ (photo by 横田 靖)
山に近い水辺にすむ、在来種のカメです。成体の甲羅の長さは、15cmくらいで、甲の後端には切れ込みがあります。


24. ニホンヤモリ (photo by 古川 末広)
成体の全長10~12程のはちゅう類です。民家などにすみ、足の吸盤を使って壁やガラス面を動き回ります。夜、灯りによってくる昆虫などを食べます。


25. マムシ (photo by 松下 宏幸)
丘陵から山地のやぶや水田などにいる、成体の体長50cm位の毒ヘビです。臆病なヘビなので、いたずらをしなければ危険ではありません。急にやぶに踏み込んだり、ヘビのまわりを囲んでのぞき込んだりすると、自衛のために咬んで逃げようとします。万一、噛まれた場合は、お医者さんへ。アオダイショウの幼蛇はマムシに似ています。

両生・は虫類にも外来種問題もあります。

食用として輸入されたウシガエルや、お祭りやペットショップの人気者「ミドリガメ」ことミシシッピアカミミガメなどの外来種は繁殖力が強く、野生化して、今やため池や河川に広く分布しています。また、最近、ワニガメやカミツキガメなど大変危険な外来種が、河川敷や公園などで発見されることもあり、ペットを飼う人のモラルが問われています。
一方、カエルツボカビ症など、日本から病気や脅威種を持ち出してしまうことにも注意が必要です。

生息地情報をお寄せください。

大阪自然環境保全協会では、希少な生物の生息地を把握し、生息環境の保護を行政や社会に訴えています。安易な採取を防ぐために、マップには詳しい生息地の情報は掲載していませんが、当協会では生息地を把握したいと考えています。絶滅が危惧される生きものの生息地をご存じであれば情報をお知らせください。

ネイチャーおおさか 公益社団法人 大阪自然環境保全協会

ネイチャーおおさかは、身近な自然を愛し、これを守り育てたいと願う市民が運営している公益社団法人の自然保護団体です。お電話でのお問い合わせはこちら 06-6242-8720

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