おおさかの生きもの みんなで発見MAP!鳥のなかま

おおさかの生きもの みんなで発見MAP! 鳥のなかま

 鳥の仲間は、季節によって見られる種類が違うことが特徴です。これは、春に渡ってきて繁殖するもの(夏鳥)、冬越しに来るもの(冬鳥)、冬に山から下りてくるもの、渡りの途中に立ち寄るだけのもの(旅鳥)、通年見かけるもの(留鳥)など、様々だからです。時間や潮目によってもいる場所を変える鳥もいます。また、食べ物や生き方が違うので、水辺や森、草地など環境によって見られる鳥が異なります。
特定の場所にしかいない、数の少ない鳥もいますが、季節や環境が合えば、どこにでも見かける種類も多いので、ぜひ、お近くの場所でどんな鳥がいるか探しに行きましょう!
 一度見かけたら、どんな声だったかを聞いておくと、次に探す時に役立ちます。そして、どんな行動をしているか、見ていくとだんだん面白くなるでしょう。


1. オオタカ (photo by 横田 靖)
カラスくらいの大きさの留鳥です。丘陵から山地で子育てをします。秋から冬は都市公園でも見られることもあります。


2. アオバズク (photo by 南光 優 )
フクロウの仲間で、夏に日本に来て子育てをします。ハトくらいの大きさで、主に昆虫を食べます。夜行性でホー、ホーと2回ずつ続けての繰り返しで鳴きます。


3. カワセミ (photo by 南光 優)
水辺で見られる、スズメくらいの大きさの留鳥です。魚が好物で、飛び込むようにして魚を捕ります。土崖に穴を開け巣を作ります。


4. コゲラ (photo by 横田 靖)
キツツキの仲間で、スズメぐらいの大きさの留鳥です。山地から林にすみますが、最近市街地にも進出しています。冬には他の小鳥類と一緒にいることも多いです。


5. オオルリ (photo by 横田 靖)
山地に来る夏鳥で、沢沿いで子育てします。オスは木の頂上近くでさえずります。メスは目立たない色をしています。


6. ツバメ (photo by 上田 万吉)
春、日本に来て、軒下に泥などを使った巣を作ります。飛び回りながら昆虫を捕まえるのが特徴です。8~9月にはアシ原などに集まった後に、渡ってゆきます。


7. ウグイス (photo by 横田 靖)
主に昆虫を食べる留鳥です。丘陵から山地の笹のあるところで繁殖します。冬は都市公園でも見かけます。


8. カルガモ(photo by 上田 万吉)
多くのカモ類は、冬鳥ですが、このカモは、一年中池や川で見られます。雑食で、初夏にはヒナをつれている姿も見られます。オスメスは同じ様な色合いをしてます。


9. イソシギ (photo by 横田 靖)
シギやチドリの仲間の多くは、春秋の渡り時期にしか見られませんが、イソシギは留鳥です。海浜・川・沼周辺にで広く見られます。

どのくらいの種類の鳥がいるの?

季節や環境によって違いますので一概には言えませんが、観察会や探鳥会行われるフィールドでその日に出会えるのは、数種類から、30種類程度です。通年では、多いところで100種類ぐらいが記録されるので、そのくらいが大阪で普通に出会えるとは思います。なお、日本全体では600種以上の鳥類の記録があり、大阪府では約半数強の記録があります(日本野鳥の会大阪支部のウェブページより)。
 春・秋の渡りの時期には、普段出会えない鳥にも出会えます。特に早朝の都市公園や干潮時の干潟などがお勧めです。
 外来種や(飼い鳥の)野生化が次第に問題視去れ始めています。たとえば、古くから知られているドバトの他、ソウシチョウが最近増えているようです。

ネイチャーおおさか 公益社団法人 大阪自然環境保全協会

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