２シロバナタンポポの分布について
　カンサイタンポポが紀北中心に分布しているのに対し、シロバナタンポポは紀南に多く分布している。他にも、和歌山市加太、橋本市にまとまった分布がみられる。近年増加しているのではないか、との意見もある。

３調査用紙回収期限について
　調査期間の期限を５月１０日に設定している。標本はなるべく新鮮なものがよく、なるべく５月３１日までを目安に提供していただきたい。１点１点郵送すると費用がかさむ場合は、一度に大きな封筒に入れて提供していただいてもよい。

４タネ、頭花の採集方法について
　基本的に頭花の採集を原則とし、タネは、採集した花と同一株についていた場合に採集する。頭花を採集する際は、つぼみや枯れかけの標本は形態による識別をするにあたり不適であるため、なるべく完全に開花しているものを採集する。完全に開花しているものを採集するということは、晴天日の日中に調査時間が限られるということになる。

５調査期間について
　２００４年予備調査では、紀南に分布するシロバナタンポポを考慮して２月１日からと設定したが、紀北に分布するカンサイタンポポの開花や、セイヨウタンポポとアカミタンポポを痩果で同定する必要があることを考慮すると、調査期間が早すぎるのではないかとの意見がある。２００５年本調査では、調査期間の見直しをする予定。