2012.09.05 水道記念館の再開にむけての陳情書提出
水道記念館の早期再開と飼育生物の存続に関する陳情書を提出しました
大阪市会議長 辻淳子様 水道記念館の早期再開と飼育生物の存続に関する陳情書 |
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〔陳情趣旨〕水道記念館の淡水魚類の飼育展示は、日本産淡水魚飼育数日本一を誇り、天然記念物イタセンパラをはじめとして全国屈指の繁殖技術を持ち、全国的にも高い評価を得ています。水道の原水を利用するという他施設にない強みをいかし、琵琶湖・淀川水系の生き物に特化した優れた環境学習施設であり、年間9万人が利用しています。また、淀川には外来種が侵入し、在来種全種が危機的な状況にある現在、飼育によって万一に備える必要があることもふまえ、この世界に誇るべき自然環境保全事業である水族展示部門を現状で維持し、一日も早い展示の再開と飼育存続をお願いします。
水道記念館の早期再開と飼育生物全種全個体の飼育及び展示を継続してください。
「水道記念館と生物飼育の存続を考えるネットワーク」代表 代表者氏名 綾 史郎 |
当協会が、ネットワークに参画するに至った経緯
2012年7月18日 当協会は、「水都・大阪市の誇りである水道記念館と生物飼育の存続を要望します」という要望書を大阪市長他に提出しました。追って、高田元会長を含む学者グループからも同じ主旨の要望書が出され、またfacebook「淡水都」などで多くの一般市民も同じ思いをもつことがわかりました。
そこで、同じ思いを実現させるためには、一緒に協力し、大阪市に対して運動していくことにいたしました。
ネットワークの名前はみなれないかもしれませんが、当協会も中心となって活動していますので、ネット署名など、ぜひご協力ください。
■ネットワークの構成
1 公益社団法人大阪自然環境保全協会
会長 夏原由博(名古屋大学大学院・教授)
2 淀川水系の淡水魚を次世代につなぐ会
代表 長田芳和(大阪教育大学・名誉教授)
3 net淡水都
事務局 石山郁慧(NPO法人nature works 理事)
フェイスブックで水道記念館の存続を願う賛同者を集約.
全国の水族館や博物館などの飼育員,行政の職員などが個人で参加.
http://www.facebook.com/pages/水道記念館と生物飼育の存続を考えるネットワーク/221630271293298
■これまでの経過
●07月18日 公益社団法人大阪自然環境保全協会が大阪市長等に要望書を提出
●08月03日 淀川水系の淡水魚を次世代につなぐ会が大阪市長等に要望書を提出
●08月15日 ネットワークを構成することに決定
●08月27日 ネットワークでネット署名を開始
●09月03日 ネットワークの代表に綾史郎(大阪工業大学・教授)が就任
●09月04日 ネットワークで大阪市議長に綾史郎が陳情書を提出
ネット署名のお願い。(署名活動は終了しました。)
大阪市東淀川にある水道記念館が2012年4月より休館され、日本一の飼育種類を誇る淡水魚水族展示が非公開になっています。
このまま行くと、天然記念物イタセンパラやアユモドキを含む飼育生物が他の施設に移され、日本屈指の人工繁殖を持つ水族展示部門の閉鎖が、懸念されています。
淀川水系では、現在、外来種の侵襲が進み、在来の固有種がどんどん姿を消しつつあります。
今、ここで、淀川の自然環境を守る事をしていかないと、水都大阪といいながら、将来に禍根を残すでしょう。
水道記念館の水族展示は、淀川の自然環境を守ることの象徴でもあります。
しかも、淀川水系は、大阪に住む私たちにとっては命のみなもと。大阪市の工業用水を利用し、飼育されている水道記念館の生き物たちは、いわば365日24時間、私たちの水の安全を監視しているようなものです。
当協会は、今「水道記念館と生物飼育の存続を考えるネットワーク」に参画し、水道記念館の再開にむけて、活動しています。
その一つとして、ネット署名を開始いたしました。
この署名は、当協会が事務手続きをした正式なものです。どうぞ安心して、ご署名お願いします。
※お名前や年齢を公開したくない方は、「匿名」で署名ください。
また、未来の淀川生態系を残すために、水道記念館再開への応援メッセージを一言いただけるとありがたいです。
■水都大阪が誇る淡水魚展示が危ない!の署名プロジェクトページ
http://www.shomei.tv/project-1989.html (PC・スマホ用)
http://www.shomei.tv/mobile/project.php?pid=1989 (携帯電話用)
※署名を申し込むと、メールが送られてきます。そのメールに返信しないと署名が完了しませんので、ご注意ください。
また、この署名は、メールアドレス一つにつき、一票となっています。(署名活動は終了しました。)