第12回講座 安全対策  (2010.6.30.)
講座内容安全対策と救急処置方法について
 (1)シニアのための野外活動
 (2)アウトドアーライフの安全
 (3)救急処置方法の実際
講  師西口 雅純 先生 シニアアウトドアーライフ所長
場  所環境情報プラザ



この講座を通じて、アウトドアーライフの安全と救急処置方法を学び、生かして欲しいと挨拶される西口先生。


アウトドアーでの事故はケガが最も多く、傷の手当てをするときには、@ 出血を止める A 苦痛を和らげる B 細菌感染を防ぐことを心がけることが大切。 三角巾の結び方(本結び)や帯状の作り方(写真)などを学ぶ。


受講生同士で三角巾を用いた手当ての実習を行う。
*救急法の基本:何処でも、誰でも、特別な道具がなくてもできること。


模式図を用いて気道確保(喉の奥を広げて空気を肺に通しやすくする”頭部後屈あご先挙上法”)の説明を頂く。
*意識がないと舌が喉の奥に入り、窒息=死亡


人形を用いて、心肺蘇生法(人工呼吸・胸骨圧迫)を学ぶ。
@ 反応の確認 A 119番通報とAEDの手配 B 気道確保 C 呼吸の確認(写真:10秒以内で心停止の確認)


D 人工呼吸(2回) E 胸骨圧迫(30回)(写真) F 心肺蘇生
*DとEは、AEDが届くまで!救急車が来るまで!続ける


受講生による人工呼吸の実施
*鼻をつまみ、息を1回に約1秒かけて、2回吹き込む


AED(Automated External Defibrillator)=自動対外式除細動器の説明。心臓を正常な状態に戻す為には、除細動が必要でありAEDにより電気ショックを与えて、細動を取り除く。


心肺蘇生法とAEDの併用による実習。AEDの電源を入れると、音声ガイダンスがありその指示通りに対応を行う。
*ネックレスや金属類は外すこと。


気道に異物が詰まった場合の対応
@ 背部殴打法


気道に異物が詰まった場合の対応
A ハイムリック法(上腹部圧迫法)


受講生によるハイムリック法の実習
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