第30回 保全運動  (2008.1.9.)

講座内容  余野川ダムから環境保全運動について考える
講   師  高田 直俊 先生  大阪自然環境保全協会会長/大阪市立大学名誉教授
講   師  新保 満子 先生  大阪自然環境保全協会理事
場   所  午前 池田市さわやか公社
        午後 余野川ダム計画地見学



 余野川ダム建設計画を例に自然環境保全活動について考える。自然環境を壊し、ムダな公共事業に対しては、事業の中止を行政に要請するのも自然環境保全活動のひとつと説明する高田先生




 余野川ダム建設計画地を約5km歩いて状況を見学する。
 5kmの間にはダム建設工事によって失われた里山と、ダム建設の効果が薄いとして当面工事が凍結されて破壊を免れた里山の両方が見られる。


 下止々呂美地区の雑木林。
 ダム建設が実行され、完成すればこのあたりも水没することになる。



 雑木林内のクヌギの台木。
 かつては炭焼き用の木材として利用された。



 途中の雑木林で見つけたヤママユ。
 コナラ、クヌギ、ヤマザクラなどの雑木林内では、多くの昆虫や貴重な植物が自生している。
 この付近にはオオタカも生息している。



余野川ダム維持作業の名目で今も工事が続けられ、自然環境が壊されている。
 これを目の当たりにすると高田先生の話も重みを増してくる。

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