原子力発電の停止を求める声明文
東京電力福島第一原子力発電所の深刻な事故を目のあたりにして、原子力政策に対する協会の姿勢を明確にしておく必要から、協会理事会は2011年9月30日の定例会議において以下の声明をまとめました。
社団法人 大阪自然環境保全協会は原子力発電の停止を求めます
東京電力福島第一原子力発電所の事故は、かねがね懸念されていた放射性物質を大規模・複雑な施設で扱うことの難しさと危険性が現実のものとなってしまいました。
原子力発電所から放出された放射性物質は隣接地域のみならず、遠く離れた地域にまで超長期にわたる深刻な環境汚染を引き起こし、人の生命と社会活動を脅かしています。加えて、国策として進められてきた使用ずみ核燃料の再利用や放射性廃棄物の処理はいまだに進展が見られず、大量の使用ずみ核燃料と廃棄物が溜り続けています。
私たち社団法人大阪自然環境保全協会は、取り返しのつかない広範囲・深刻な環境汚染を引き起こし、また、今後も起こす恐れがある原子力発電に関して下記の3点を求めていきます。
(1) 原子力発電はやめよう。
(2) 核燃料サイクルはやめよう。
(3) 既に作ってしまった放射性廃棄物の安全な処理方法を早くみつけよう。
以 上
2011.9.30理事会