「タンポポ調査・近畿2005」 本調査用 「タンポポ調査・近畿2005」実行委員会
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なお、訂正や追加は、調査者の記載事項と区別するために、すべて赤ペンで行なうこととします。 *昨年の予備調査との重要な変更点を下線で示しています。 |
(1) 送付された封筒の扱い
A 各府県別に予めデータの処理体制を確立し、一定の期間(できるだけ1週間以内)ごとに、送付されてきた封筒を処理する。原則として、調査場所が他府県でも送付された封筒はその府県で処理する。ただし、大量に誤って送れられてきた場合は、該当する府県の実行委員会に転送してもよい。 |
(2) 小袋の処理
1) 最初の1〜2ケタ目は下記の府県番号(政府の全国統計の府県順)とする。 (11:三重、22:滋賀、33:京都、44:大阪、55:兵庫、66:奈良、77:和歌山) *近畿以外は送られてきた県で番外として処理する。 2) 3ケタ目〜6ケタ目は処理をした順に「0001」から順に番号を打つ。例えば、三重県の1番目のサンプルは「110001」となる。 (なお、昨年度採取したデータが届いた場合は、例外的に2ケタ目を0とし、三重は10、滋賀は20、・・・・和歌山は70から始める。) 3) このとき、同じ整理番号のものができないように注意する (「処理日誌」を作って、いつ・だれが・整理番号が何番〜何番までの調査用紙を処理したかを記録しておくなどするとよい。また、欠番はできてもよい)。 A タンポポの頭花標本が入っていない場合や、間違ってタンポポ以外の花を入れている場合も整理番号を打つ。 B もしも、1つの封筒に頭花が2個以上入っていて、それらの種類が異なる場合は、別の小袋に入れ直して、小袋ごとに上記の方法で「整理番号」を打っていく。 その際、例えば3種類の頭花が入っていた場合は、調査用紙を2部コピーし、別の整理番号を打つことになる。 |
(3)「2.調査した場所」の記入
A 記入された住所からでは、3次メッシュ番号 (8ケタ) を特定できない場合は、2次メッシュ番号(6ケタ)まででもよいので、わかる範囲でメッシュ番号を調べる。 |
(4) 「4.タンポポの種類」の確認
標本の観察から、調査用紙の種類の欄の○の位置が間違っていることがわかれば、その○の上に赤ペンで×印をつけ、正しい欄に赤○をつける。 なお、外来種と在来種の区分については、花粉の観察後に再度修正を行う。 Aそして、種名がわかれば、「※種名」の欄に「カンサイタンポポ」のように記入す る。種名がわからない場合は空欄にしておく。 B頭花と痩果 (タネ) が添付されているかどうかを確認し、所定の欄の「有・無」のいずれかに○をつける。 C また、タンポポ以外の植物(ノゲシやブタナなど)が入っていた場合は、※種名の欄に「ノゲシ」「ブタナ」のようにその植物名を記入する。不明の場合は、「不明」と記入する。 D 「2 外来種」については、痩果(タネ)があればそれで種名が正しいかどうかを確認し、間違っていれば赤字で訂正する。タネがない場合やタネがあっても種類がわからない場合は、c.に○をつける。 E「4 わからない」に○があれば、頭花や痩果を調べて、その結果を朱記する。 |
(5) 花粉の観察による「4.タンポポの種類」のチェック
A 頭花の中央部をスライドガラスに押し付けて花粉を採取し、顕微鏡 (100〜400倍)、または双眼実体顕微鏡で観察する。 このとき、このとき、セロテープを軽く頭花にあてて、それをスライドガラスに張りつけたり、「スティックのり」や「グリセリン」をスライドガラスにぬって、その上に頭花を押し当てると花粉が付着しやすい。 カバーガラスをかけておけば長くおいても観察できる。 花粉が少ない場合は、頭花を2つに割って中央部をスライドガラスにこすりつける。 頭花を崩してスライドガラスに押し付けても花粉がでなかったら、ない とみなす。 B 花粉観察の結果は、次のいずれかに判断して、所定の欄の当てはまる語句を○で囲む。
B.大きいものや小さいものがあり、花粉の大きさはバラバラ。→「バラバラ」 C.花粉を探してもみつからない。→「ない」 D.花粉らしいものがあるが、少なくてはっきりわからない。→「判定不能」 C (NEW) 頭花と痩果の形態からは在来種とされたものでも、花粉の観察で「バラバラ」と判断されたものについては、高次倍数性の在来種を除いて、「4.タンポポの種類」を在来種から外来種に変更(「花粉観察による修正」と記載、あるいは各県でわかりやすいようにメモ)し、痩果があればそれを確認してセイヨウタンポポか、アカミタンポポかを判断する。 |
(6) 処理後の頭花や痩果の扱い
A 一方、痩果を貼付した小袋用紙については、整理番号順に並べて一定数 (50とか100) ごとに大きな紙袋に入れ、冷蔵庫内で保存する (痩果の一部は発芽させてDNA量測定等に使う予定だが、長期間室温で保存すると発芽率が低下するため)。 この痩果は、今回は一定数まとまればすべて大阪市立大学・伊東先生あてに送付するものとする。 原則すべて送るが、残しておきたいものがあれば痩果を一部分けて各府県が保持する。 |
(7) 調査用紙の記載事項の入力
A 入力の書式はそのワークシートの記入例を参照し、列の変更は絶対しないで下さい。 B 市町村合併に関してはとりあえず現時点(5月末)でのデータに基くこと。入力者は気をつけてください。 |
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