野山のたより 2011年7月号



「松葉のようなオナガグモ(写真2枚)」

サワラのような植木に蜘蛛の糸が張られ、そこに4cmほどの長さの細い薄緑の昆虫らしきものがいた。初めて見るもので昆虫か蜘蛛か判らなかったがどうも蜘蛛らしいと思い調べてみるとオナガグモであった。腹部の一部が極端に伸びたものだそうだが、それにしても奇妙な蜘蛛。さらに面白いのは数本の糸だけを張ってその糸を伝ってきた他の蜘蛛を捕食することだ。最初の写真は小さな蜘蛛と思われる獲物を捕えたところ。この後新たに蜘蛛の糸を補修しているのが次の写真。静止していると松葉のように見えなくもない。色も含め擬態で獲物をだますのだろうか。

撮影者:横田 靖さん

撮影場所:池田市東伏尾町(2011.06.13)

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