小野田さんのお宅は豊中市新千里北町にあり、奥行き7〜8m、幅12〜13mほどの庭に、大小３つの植木皿を利用した水浴び場と、冬（１〜３月）には餌台を用意してあります。
以下、小野田さんの話。

　これらの写真は、鳥の鳴き声を聞きつけてから、300mmの望遠レンズをつけたカメラで、室内から手持ちでとった。庭にはコブシ、ハクモクレンなどふつうの植木があり、一部畑にしてキュウリ、ナスなどを無農薬で栽培する。ヤマガラとシジュウカラが好むエゴノキもあったが、枝いっぱい実がなったあと枯れて、今はない。庭の手入れはやりすぎないようにし、ウグイスやジョウビタキが好むヘクソカズラもかなり残す。
　庭には今までに20種弱の野鳥がやって来たと思う。珍しい鳥として、一度、アカハラが来たが、たまたまカメラにフィルムが入っておらず、セットしているうちにいなくなった。今でも残念に思う。
　仲間同士で激しいけんかをするのは、カラス、メジロ、ヒヨドリの３種で、空中で取っ組み合ったまま落ちてきて、地面を転げ回る。
　家から2kmほど離れた箕面市小野原の住宅地開発を機に、目にする野鳥の種類が減った。以前はミミズクやキジ、コジュケイなどを見かけたが、今は目にしなくなった。