第22回講座 「植生調査法@」 (2010.10.13.)
講座内容植生調査法について学び、実習を行う
講  師福井 聡 先生 株式会社・里と水辺研究所、神戸大学大学院人間発達環境研究科博士課程後期
猿田けいさん・塩谷智也さん(神戸大学大学院武田研究室)
場  所淀川河川公園十三野草地区(淀川右岸:大阪市淀川区)



「植物群落を知ることにより、その土地の環境、生態系を把握することができる。」と植生調査の目的を語る講師の福井先生。


実習の補助スタッフの猿田さん(中央左)、塩谷さん(中央右)。


植生の調査面積を決定するためにコドラート内に見られる植物種を調査する。福井先生が調べた植物名を記録する受講生。


各グループでの調査開始。第一調査地は堤防斜面。1uのコドラート内の植生を調べる。


チガヤをかき分け、地表部分の植生を調べる。


クリノメーターを使い、調査地の傾斜角度、斜面の方位を測定。


山中式土壌硬度計で土壌堅密度を測定。


GPSで調査地の緯度、経度、高度を測定、記録。


草丈を測る。このほか植物の被度、群度を調べ記録していく。受講生からは、「定量的な調査法の一端を体験することができ、充実した一日だった」との声。


第二調査地は河川敷の芝生地。たくさんの芽生えがあり、植物の同定に四苦八苦。補助スタッフの方の力を借りる。


第三調査地は葦原の中。湿った葦原に潜り込んでの調査。「…自分たちで探し、みつける楽しさも!難しい作業ですが充実感もありました」 と受講生。


葦原の中にカヤネズミの巣跡。こんなおまけの発見もある。
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