第19回講座 植物A (2010.9.22.) | |
講座内容 | どんぐり や秋の草花を観察しながら植物の繁殖戦略を見る |
講 師 | 木村 進 先生 大阪府立泉北高校教諭 大阪自然環境保全協会理事 |
場 所 | 鴨谷台公園から光明池周辺/城山台3丁住宅集会場 |
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春の講座は、草花・タンポポが主であったが、今回は樹木を中心に、秋の植物・ドングリ観察をと挨拶される木村先生。 |
陸橋上から見える大きな”シンジュ”の木。茶色く見えるのは熟した種子で翼があり、風で散布される。 飛んできた種で成長しつつある小木のシンジュが、車道沿いに多く見られた。 |
”アキニレ”。 過去の講座で学んだ内容の復習を兼ねて、熱心にメモを取る受講生。 ⇒ 葉は左右非対称で小さく、細い枝が不規則にたくさんあり、タネは翼をつける。 |
外来種の”アレチヌスビトハギ”。 日本在来のヌスビトハギのタネは2個であり、タネが3個以上ある場合は、外来種。 |
この場所では、色々な種類のドングリを見つけることができる。足元に落ちているドングリを捜す受講生。 |
”クヌギ”(結実期間:1年半)。今年の春に咲いた雌花と
昨年に咲いた実(ドングリ)について、説明される木村先生。 ”コナラ”は、今年の春に花が咲き、秋にドングリとなる。 |
”アラカシ”の木に集まる受講生。”アラカシ”と”シラカシ”は葉の裏面で区別ができる。 ”アラカシ”⇒ 側脈が裏面に突き出しており、葉身部(裏面)は粉白色。 ”シラカシ”⇒ 側脈が細く、葉身部裏面は緑白色。 |
観察道路沿いに咲いていた絶滅危惧種の ”イヌハギ”。被陰に弱く、競争の厳しい場所での生き残りは難しいそうだ。
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”ヨウシュヤマゴボウ”。 北米原産の多年草で、見た目には美しいが、有毒である。 |
午後から室内講座。配布資料”光明池緑地の植物観察”をもとに、木村先生の説明を熱心に聞く受講生。
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木村先生が事前に採取された”ドングリ”をもとに、常緑樹と落葉樹、結実期間(半年・1年・1年半)の区分を行う。 |
講座終了後に行われた懇談会。後半以降の講座に向けての改善・要望事項等について、活発に意見交換が行われた。 |
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