第21回・植生調査@  (2007.10.10.)

講座内容  植物社会学的群落調査法の基礎を学ぶ @
講   師  武田 義明 先生(神戸大学大学院人間発達環境学研究科教授)
        江間 薫 先生(神戸大学大学院院生)
        福井 聰 先生(神戸大学大学院院生)
        山口 祥伸 先生(神戸大学大学院院生)
場   所  淀川堤防および河川敷



被度、群度の測定など植生調査の方法を説明する武田先生。




「植物群落を調査するのに、どの程度の面積を調査すればよいのか」
50cm×50cmから出発し、2倍、4倍、8倍 …と調査面積を増やして出現種数を調べ、種数−面積曲線を描く。



いよいよ受講生による植生調査の開始です。「うわー、こんなきつい斜面のとこでやるんか。」



たくさんの種類があるのはわかるけど、名前が判らない。先生や大学院生に「これは何?」「これとあれは同じ種類?」とたずねる声が行きかう。「花が咲いていれば、判るんだけど…」つぶやく声も聞こえる。



2つ目の調査地は、毎月1回草刈をしている場所。1m×1mの枠内の植物をすべて記録していく。



調査地がどんな場所か、条件を調べておかなければデータに意味が無くなる。土壌水分計で1m四方の中を5ヶ所調べる。



表層土壌の硬さを5ヶ所調べる(土壌硬度計を使用)。



3番目の調査地はセイタカアワダチソウの繁茂する草むらです。



4番目の調査地は背丈よりなお高いヨシ群落の中に分け入っての調査です。

受講生の感想から
  「同じ河川敷でも少しずつ環境が異なることが判りました。」
  「自分で動き調べるのはすごく楽しかったです。」
  「なにより植物の名前知らなければどうにもならないと痛感しました。」
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