2016.10.02 カヤネズミの講演会
『すぐそこに、カヤネズミ』受賞記念の講演会・観察会が開催されます
「すぐそこに、カヤネズミ」を紹介します
日本一小さなネズミであるカヤネズミは、生息地の草地の減少により、各地で絶滅が危惧されています。
著者は、当協会の畠佐代子理事。本書は、著者の地道なフィールドワークと研究からわかったカヤネズミの生態を、人間と生きものの共生への願いとともに、楽しくわかりやすくまとめられています。児童書。
すぐそこに、カヤネズミ―身近にくらす野生動物を守る方法 (くもんジュニアサイエンス)
(以下、出版社ホームページより引用)
カヤネズミは、みなさんのそばにもいるかもしれない、体長6センチ、体重8グラムほどの野生動物。“絶滅のおそれあり”と聞いて、小さなご近所さんを放っておけません。
大人の親指ほどしかない、五百円玉くらいの重さのカヤネズミ。小さいですが、れっきとした野生動物です。でも、野生だからといって、街から遠く離れた、自然がゆたかな場所だけにすんでいるのではありません。
背の高いイネ科の植物の仲間をまとめて、カヤといいます。そのカヤがたくさん生えている草むら“カヤ原”があれば、街を流れる川の河川敷や堤防で出会えるかもしれません。田んぼや、耕作をやめた畑に草がしげると、そこにいることもあります。それほど、わたしたちの身近にすんでいるのです。
ところが、カヤネズミは絶滅のおそれがあると、各地で報告されています。生息地である草地を、人間が開発して減らしているからです。
人間の生活が大事か、野生動物が大切かではなく、ともに生きるための方法をみなさんも考えてみませんか。
著者紹介
所属
全国カヤネズミ・ネットワーク代表
公益社団法人大阪自然環境保全協会理事(2013年度-)
東京大学空間情報科学研究センター客員研究員(2012年度-)
滋賀県立大学環境科学部非常勤講師(2013年度-)・同大学客員研究員(2012年度-)
桂川生物保全ネットワーク監事(2005-2007年度代表監事)
委員等
堺市レッドリスト改定懇話会構成員(2014年度-)
京都市環境審議会生物多様性保全検討部会委員(2013年度-)
環境省モニタリングサイト1000里地調査検討委員(2006年度-)
堺版レッドデータリストの作成に係る検討委員(2007年度)
著作等
カヤネズミの本―カヤネズミ博士のフィールドワーク報告(世界思想社)
ご購入希望の方は、くもん出版まで